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2018/08/29 30代人工授精

アラサーの妊活体験

妊活スタート

二人での新生活がはじまった頃は、新生活の準備・結婚式・新婚旅行とイベントが目白押しでバタバタした日々を送っていました。私はもともと子どもが早くほしいと思っていましたが、身近な友人でも不妊で悩む人が少なくなかったので漠然とした不安を抱えていました。結婚前から子どもについては二人で話したこともあり、主人も子どもが欲しいと考えていたことは承知していました。当初年齢は28歳、妊活としては遅くはないですが決して若いといえる年齢ではありません。職業は正社員として働くOLです。

落ち着いた日常が始まり、新生活スタートから5カ月が経った頃のことです。言い出すのにタイミングを見計らったり、なんと言い出すのがいいのか何日も悩んだりしましたが、焦りもあったので思い切って言おうと決心をしました。私から夫に「妊活がしたいから協力をしてほしい」とはっきりと伝えました。夫は「積極的に協力したい、二人ですぐにでも頑張ろう」と答えてくれました。それからすぐに婦人体温計を購入、基礎体温管理用のアプリをダウンロード、排卵日予測をする自己流タイミング法の日々がスタートしました。

自己流タイミング法をスタートした頃は、希望に満ち溢れていました。

私は生理も順調にきているし、ヨガを定期的にやっていて運動不足でもないし、平熱は高い方だし、規則正しい生活もしているから、タイミングを計ればうまくいくだろうと思っていました。でも実際には、自己流タイミング法を8カ月続けてもうまくいくことはありませんでした。きっちり、きっちりと生理がきてしまうのです。

不妊治療スタート

段々と自信がなくなり、近くの不妊検査ができる病院を探し始めました。治療をするかどうかは別としても、何か原因があるのかだけでも調べてもらおうと思い、不妊専門ではありませんが不妊治療で有名な産婦人科に通うことにしました。想像以上の混雑で、待合室では毎回座れたり座れなかったりという込み具合でした。検査を一通り終え、私も夫もそれぞれには特に目立つ要因はありませんでした。しかし、1つ大きな問題が発覚したのです。夫と私それぞれでは問題はありませんでしたが、私自身に抗体があり夫の精子を異物とみなして抗体をもってしまうことが発覚しました。抗精子抗体というそうです。これでは自然妊娠はほぼ不可能で、人工授精をしても難しいだろう。体外受精であれば問題なく妊娠成立できると思うと医師に告げられました。ただし、まだ若いので何度か人工授精を試してみてもいいかもねと言われました。

あまりにもショックで、それからネットで検索魔と化して調べまくりました。抗精子抗体と診断された人の中でも、私の数値はかなり低い方であったこと、また検査するタイミングによって、抗体の強さが変動することもあることを知り、少し希望が出てきました。結局、産婦人科ではタイミング法からスタートすることにしました。何度かトライしましたがやはりうまくいかず、その後人工授精へ進みました。その間はずっと同じことの繰り返しです。

生理がきたら数日後に通院→基礎体温表を先生がみて次の排卵日前を予測し、排卵数日前に通院予約→診察で排卵日を直前に確認(だいたい翌日か翌々日)→タイミング法のときはタイミング日を指示される/人工授精のときは精子をもってくる日を指示される(夫に予定を確認、私の仕事が休めるか仕事関係の人に連絡しOKであれば指示日で予約)→タイミング法であれば指示日にタイミングをとる/人工授精であれば指示日に夫から預かった精子をもって病院にいく→2週間ひたすらドキドキしながら待つ→生理がくる・・・

この繰り返しがつらかったです。仕事を早く切り上げて病院にいき、排卵日の確定は直前しかできないので仕事関係の人になんて言って休もうか毎月悩み、その度にイライラして主人とケンカをしてしまいました。そんな辛い日々の中でも、有名人の妊娠報道や身近な人の妊娠報告はどんどんと耳に入り、より一層の焦りが募っていきました。

初めての妊娠・流産

そして3度目の人工授精トライをしたときに、ついに妊娠することに成功したのです。

ここに至るまでに何度も生理予定日前に妊娠検査薬を使ってしまったことがありました。でもその度に真っ白な結果をみてきました。今度こそはと毎月よく懲りずに思い込めるなと自分でも思いますが、その時は思い込んでしまうのです。それがついに、うっすらとラインを見ることができたのです。その瞬間のことは今でも決して忘れません。夫と二人で泣きながら喜びました。努力が報われたと思い、人生最大の喜びを感じた瞬間です。すぐに両家両親にも報告し、主人の母に至っては涙を流して喜んでくれました。今まで一度も子どもはまだなのかも言わず、何一つ嫌味も言わず見守ってくれていましたが、こんなにも心配をかけていたのだと実感して、とても申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。そのたった一週間後、たった一週間です。経過確認で通院したとき、先生の一言で真っ暗闇に突き落とされました。「胎嚢は確認できたけど袋の中に何もない、今回は難しいでしょう」初期流産はよくあることらしいです。でも、まさか自分が流産するなんて、1%も考えていませんでした。自然に袋が外に出てきた方がいいといわれ、それから数週間待ちましたが出ることはなく、その後摘出手術を受けて私の体から赤ちゃんの袋は出されてしまったのです。人生最大の喜びを感じましたが、人生最大の悲しみを直後に味わいました。どんなに泣いても気持ちは晴れず、ただひたすらに泣き続けてふさぎ込む日々が続きました。両親にも喜ばせるだけ喜ばせてこんなにがっかりさせてしまったことに、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。その後経過観察のため何度か通院し、体は順調に回復しているとのことでした。ただ、私の中で次の妊娠へとまた1から頑張る意欲がなくなりました。

自然妊娠

不妊治療に通うのをやめてしまいましたが、妊娠を諦めることはできずにまた自己流タイミングをスタートしました。抗精子抗体だから自然妊娠や人工授精での成功は難しいと言われたのに、人工授精で成功できたのなら自然妊娠も可能性はゼロではないはずと信じてトライしていました。そしたらなんと、自然妊娠することができたのです。それは流産手術後、7カ月経った頃のことです。流産後は妊娠しやすいと言われていますがなかなか妊娠できず時間だけが過ぎていくことに焦りを感じていましたが、まさかの自然妊娠が成立したのです。もちろん、前回のこともあり安定期に入るまでは毎日毎日びくびくしながらの生活でした。今思い返せば、通院していた期間はたったの半年間だったのです。3年以上通っていたかのように感じますが、短い期間だったことを知り驚いています。夫ともたくさんケンカをして、仕事・家事・治療を同時に続けていくことが精神的にも体力的にもとてもつらかったです。でもいまこうして胎動を感じながらこの記事を書いていること、本当に幸せです。そして、辛いときも幸せなときも一生懸命寄り添ってくれた夫のおかげで今があると心から感謝しています。あの経験があったからこそこの子への愛情はより一層増すのだと信じています。治療をしている人もしていない人も、妊娠したいと願い悩む皆さんにどうか赤ちゃんがきてくれるようにと心から心から願っております。

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