2018/09/24 40代体外受精

妊活は情報戦だった

妊活といえば情報集め

「そろそろ赤ちゃんがほしい」「自然に任せていてもなぜか妊娠しない」「年齢的になるべく早く妊娠出産したい」・・・など、いわゆる『妊活』のきっかけは人それぞれでしょう。かくいう私も35歳、いわゆる高齢出産の域を過ぎてから、重い腰を上げて妊活を始めました。

ここで「妊活」の定義(ウィキペディアより)を確認してみると、[妊娠についての知識を身につけたり、妊娠にあたって自身の現状を把握するなどといった「活動」]だそうです。情報集めだけでも立派な妊活といえそうです。

最近はネット上にはありとあらゆる、正しいものも眉唾ものも、ときにはオカルトっぽいものもあったりで、とにかく調べれば調べるほど無限に出てきます。なので、本当に自分にとって必要で正しい情報を得たいものですね。

私の失敗と成功

はじめに、妊活開始時の私の年齢は36歳、夫は43歳でした。もうこの時点で焦っておくべきでした。「私、35歳超えてます!」という女性はいずれ妊娠希望なのであれば、今すぐにでも基礎的な検査だけでもしておいたほうがいいかもしれません。男性も怖がらずに精液検査してみてください。結果が思わしくなくても治療法があるかもしれないので、かえって早道になることがあります。

私の場合、出産につながる妊娠をするために、およそ3年間ほどかかりました。この期間が長いと見るか短いと見るかはさておき、序盤の1年はいわば失敗期間でした。

ネットや書店などで適当に情報を集めて、いわゆる「不妊専門クリニック」と呼ばれるところの医師に従えば大丈夫だろうと安易に思っていました。「人工授精」か「体外受精」を何回か試みれば、妊娠するんじゃないか、と単純に思っていました。

もちろん、妊娠できる人は妊活しなくてもできたりするし、適当に通ったクリニックでも妊娠できます。問題は、それでも妊娠できなかった場合はどうするのか、ということです。

こちらは失敗例となってしまいますが、私が最初に通ったクリニックを選んだ条件は通いやすい便利な場所にあることでした。クリニックごとにいろんな意味で違いがあることは考慮に入れていませんでした。ここで、最初に通院したクリニックをAクリニックとします。

Aクリニックで行われた治療はもう当時35歳を過ぎていたため、あらゆる検査をした後、タイミング治療はすっ飛ばして人工授精から始めました。3回人工授精を行って、それでも妊娠しなければ体外受精に進む・・・といった形でした。

人工授精と聞くと予備知識がなければ、すごく妊娠確率が上がるような気がしますが、タイミングの2倍くらいしか上がらないそうです。それをA医師から知らされてもやはり期待はしてしまいます。

結果、人工授精ではかすりもしません(陽性or陰性反応;hcgの数値で妊娠判定)でした。

スリーアウトチェンジ(3回試みて失敗)と、夫と話し合いで決めていたため、機械的に体外受精へと進みました。Aクリニックでは1回採卵し8個正常卵を採取しました。夫の精子状態を考慮して全部顕微授精にし、2個胚盤胞ができ2個とも凍結、グレードの良いほうを翌周期に融解して移植しました。

やっとここで、妊娠検査薬が反応するくらいの陽性が出ましたが、化学流産となってしまいました。そして、化学流産と診断されたときに、A医師に治療方法について疑問があったので質問してみました。

その結果、なぜかA医師はケンカ腰になって反論してきました。

「自分のやり方に不満があるのなら、よそのクリニックに行けばいい」と、さじを投げられてしまいました。

ここでやっとクリニック選びに失敗したのに気づきました。ここで断っておきますが、このAクリニックは良くないというわけでなく、きっちり患者さんの妊娠出産実績もあり、今も初診予約がなかなか取れないクリニックでもあります。ただ、私には合っていなかったというだけなので、今から思うと恐ろしいです。

当時私は、個人的な備忘録にしようとブログを毎日更新していました。さじを投げられ、頼るものもなくなった私は混乱しながらも、自分のブログ、それについた他のブロ友さんからのコメント、自分に近い年代で治療成功している人の記事を読みあさり、そして、独特の持論を展開しているB医師のブログに出会います。

私の選択の成功例とも言えるこのBクリニックは、B医師の画期的なブログやその治療内容などから、大人気のクリニックでした。けれども、よそのクリニックでさじを投げられたような問題児(?)の私でも快く受け入れてくれました。そしてこのB医師とは、妊娠し卒業するまでお世話になることになるのです。

こちらは形にとらわれないオーダーメイド型の治療で有名です。Aクリニックのやり方は洋服にたとえると量産型の既製服で、とりあえず患者みな同じような治療を行っています。かたや、Bクリニックは「既製服が合わない人はどうするの?」ということで、手間は既製服よりかかっても(金額的にもお高め)、患者個人個人に合わせたオーダーメイド治療で型にはまっていませんでした。

患者側からの疑問や提案も積極的に受け入れ、協力し合って治療していきます。医師任せにせずに患者側も学習していくことで、よく分からないまま受け身になりがちな治療が、納得できる自主的に行えるようになりました。

治療経過としては、1回の採卵で2回移植し、2回とも妊娠判定がでました。しかし、1回目は心拍確認まで至れず繋留流産処置、2回目でようやく心拍確認から不妊治療卒業となりました。

もっとサクサク進めればいいと今になっては思いますが、2年間という時間がかかっているのは流産という心身的なショックを乗り越えるために必要でした。39歳にして、やっと出産につながる妊娠ができたのです。

そして、40歳となった今、やっとかわいいわが子を腕に抱くことができるようになりました。高齢出産の年齢になると母子ともに高いリスクにさらされる可能性が高くなります。実際私も出産まで、妊娠に伴う合併症(妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群など)に悪戦苦闘しました。赤ちゃんの染色体異常なども母体の年齢が上がるほど増加するので、いずれにしろ、妊活からは一刻も早く卒業することが良いといえます。

今の自分にとって必要で正しい情報

どれだけ膨大な情報を得ていたとしても、その情報が正しいもので、しかも自分の体質に合っているかは、やってみなければわかりません。実際問題、時間と自分の年齢との戦いです。

高度不妊治療は多くの場合、6回までで結果が出るといわれており、自治体での助成金も6回程度までに設定されていることが多いです。

妊活中はただでさえ終わりが見えず、何十回行ったとはいえ、確実に成功する保障はありません。経済的に豊かであれば治療自体は40歳を超えても行えますが、身体的にはいつか限界がやってきます。

早期に成功してしまえばよいのですが、不成功が続いたときの辞め時も夫婦できちんと話し合っておく必要があります。医師のほうから「治療をやめたほうがいい」とは滅多に言われません。40歳というのは妊娠出産面では女性にとって形容しがたい大きな節目です。正直なところ、私は今いる子が授からなければ、妊活をやめていたと思います。

夫婦協力してこその「妊活」

妊活はうまくいく夫婦もいれば、うまくいかない夫婦もいます。子どもがいるかいないかだけが、幸せの基準でもありません。妊活中はどうしても女性側の負担だけが大きくなる傾向があります(男性不妊は除き)。

実際私の夫も「男の自分にできることはない」と、何かにつけ愚痴をこぼしていました。確かに妊娠するのは女性なので、男性が直接的にできることは少ないのかもしれません。良いときも悪いときも気持ちを共有していると、意見がすれ違うことが多々起こります。そういうときこそ男性である夫からコミュニケーションを取り、それも難しいときは黙ってそばにいるだけでもいいので、妻の気持ちに寄り添う姿勢が必要です。

なぜ、「子どもがほしい」と夫婦で願ったのか、その気持ちを覚えているでしょうか?私も何度も手詰まりになって、何もかも投げ出したくなるときもありました。「つらいなら辞めればいい」と夫は何かにつけ私を説得してくることもありました。休みながらも妊活を継続して妊娠出産できたのは、夫が私を思う気持ちが支えてくれたからだと思うのです。

どうか、この文章を夫婦ともに後悔のない妊活をしてほしいと願ってやみません。

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