2018/10/14 30代体外受精

妊活仲間に支えられ、流産から立ち直った

がむしゃらに突き進んで体外受精へ

わたしは34歳で結婚しました。その年齢では妊娠しにくいというのは知識としてあったので、結婚後すぐに妊活を開始しました。基礎体温を測り、体を温め、サプリや漢方など、とにかくいいと聞いたものは試してみました。

半年ほど自己流妊活に励んでいましたが結果が出ないため、産婦人科に通院を開始しました。タイミング法からのスタートです。排卵は毎月しているようで、言われた日にタイミングを取ってみるものの、妊娠できません。

35歳になったこともあり、人工授精にステップアップするため、不妊治療専門の病院へ転院することにしました。

なぜ妊娠できないのだろう?

原因を明らかにしたくて、転院後すぐに卵管造影検査もしました。結果は異常なし。「原因不明不妊」ということなのだと医師から聞き、モヤモヤした気持ちでした。そんな気持ちが伝わってしまうのか、人工授精に何度かトライしても妊娠できませんでした。

また、それまでとは違い診察日や処置の日がホルモンの状態で数日前に突然決まるので、仕事の調整が大変でした。当時、シフト交代制で営業事務の仕事をしており、休む時は代わりに出勤する人を探さねばなりませんでした。

三度目の人工授精の時、代わりの出勤者を探すのに疲れ、仕事を続けるのは無理だと感じて退職することに。そして、医師から「体外受精へステップアップするのが一番の治療だ」と言われたこともきっかけになり、迷わず体外受精に進むことを決めました。

大きな喜びはつかの間で終わった

初めての体外受精は、仕事を辞めたこともあり、淡々と集中して進みました。採卵も心配していたほど痛くはなく、2個採れた卵子のうち1つが初期胚まで育ってくれ、それを同じ周期に移植しました。それまで、受精できているかもわからず治療を続けていましたが「これで本当に赤ちゃんになる卵ちゃんがお腹にいるんだなあ」と、うれしく感じたのを覚えています。

そして、妊娠判定日。待ちきれず市販の検査薬を試してみました。なんと、陽性の線が浮き出ています。「これまで色々やって妊娠できなかったのに、ビギナーズラックだ!」と無邪気に喜びました。「こんなことなら早くステップアップすればよかったね」と、夫とも言い合いながら、毎日お腹をなでたり話しかけたりしていました。

しかし、そんな喜びは長く続きませんでした。7週目に入るというのに、胎嚢が小さすぎるというのです。「まあ、個人差もあるよね」と楽観的に考え、次の診察では大きく育ってくれると思っていました。でも、ウキウキして受けた次の診察では、もう赤ちゃんの心臓は動いていませんでした。

稽留流産でした。初期流産の可能性があると知ってはいたものの、自分は大丈夫、と根拠のない自信で人ごとのように思っていたのです。喜びの絶頂から悲しみのどん底に落ち込みました。

手術して赤ちゃんとお別れしなければならないのに、現実を受け入れられません。ずっと控えていたお酒を毎晩飲み、食事はカップラーメン。荒れて泥酔する日が続きました。そんな姿に夫もどう対応していいかわからなかったと思いますが、ただ静かに寄り添ってくれました。そして手術の日。お腹が空っぽになると、心も空っぽです。今まで妊娠に向かって突き進んでいたわたしは、凧の糸が切れたように何もできなくなりました。

妊活仲間の存在が大きかった

悲しみのどん底にいたわたしが浮上するきっかけは、ブログでした。不妊治療専門の病院に転院した頃から、自分の妊活日記をつづっていました。徐々にコメントが増え、流産の報告をした時も、ブログ仲間たちが励ましのコメントをたくさん書き込んでくれました。

また、ネット上にある妊活掲示板の存在を知り、同じ地域に住んでいる妊活仲間と交流するようになりました。みんながこんなにがんばっているんだから、また自分も挑戦してみよう、と前向きに気持ちを切り替えることができたのです。

掲示板である日、実際に会って話したいねと盛り上がってランチ会を開催することになり、初めて妊活仲間たちとリアルで会って話すことができました。病院への不満、夫への愚痴、新しい治療法があるらしい…など話はつきません。そんな話の中で、流産して手術すると、子宮がきれいになって妊娠しやすくなるという情報も聞き「あの子はそのためにきてくれたのかもなあ」と、流産を少し前向きに考えることもできました。また、その時「お灸も体質改善にいいよ」と話してくれた仲間がいて、すぐに鍼灸院に通い始めました。家でもできるお灸を購入し、自分で本を見ながらやりました。リラックス効果があり、体が温まって気持ちよかったです。

そして、しばらく休んでいた通院を再開。また採卵からです。前回は病院の指示通りに初期胚移植しましたが、今回は仲間たちから聞いた情報も参考に、胚盤胞まで育て、次の周期にホルモン補充をして、内膜をしっかり厚くしてから移植することに。2個採れたうちの一つが胚盤胞まで育ってくれました。鍼灸院に通い、ストレッチをして、当日はスーパー銭湯でしっかり体を温めて、お迎えにのぞみました。

その頃、妊活仲間たちが次々と妊娠していました。それまでは街で妊婦さんを見かけたり、芸能人の妊娠ニュースを知ると心がざわざわしていたのですが、仲間の妊娠は心から喜ぶことができました。わたしよりも長い期間治療を続け、体外受精を何度も繰り返し、体質改善に努力していたことを知っているからです。「次に妊娠するのはわたしかも」素直にそう思えるようになっていました。

そして、判定日に陽性判定。やっともう一度、お腹に赤ちゃんが戻ってきてくれました。再び会えた喜びは、言葉では言い表せないほどでした。

妊活は決して孤独じゃない

その後、元気な男の子を無事出産し、すくすくとと成長して現在4歳になりました。2人目もほしくて出産後しばらくして治療を開始しましたが、うまくいかず、治療をお休みしていた時になんと自然妊娠。本当に奇跡です。下の子も男の子で、今は1歳になり、お兄ちゃんとじゃれ合いながら遊んでいます。

振り返ってみると、最初はとにかく妊娠しなければ、と肩にガチガチに力が入っていた気がします。周りは自然妊娠した人ばかりで、悩みを話すこともできません。効果があると聞いたサプリなどを何種類も飲み、錠剤だけで胃もたれしていたこともありました。

でも、妊活仲間たちに出会って、気持ちがとても楽になりました。自分だけじゃない。わたしよりも努力している人がたくさんいる。「こんなのもいいよ!これ知ってる?」などと、情報交換するのも楽しい時間でした。そして時には息抜きも必要なんだと教わったりもしました。

今妊活をがんばっている人にアドバイスできるとすれば、気持ちを共有できる仲間を見つけてほしい、ということです。リアルでもネットでもいいんです。そして自分の気持ちを溜め込まず、どんどん吐き出して理解し合ってほしい。もちろんパートナーともです。男性は病院へ付き添ってくれない方も多いかもしれませんが、無理やりにでも連れて行って、2人でがんばることだと認識させることも大事だと思います。妊活は1人でするものではないですよね。リラックスして周りと助け合いながら努力し、赤ちゃんに会える日を待ってくださいね。

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