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2018/03/27 30代人工授精

二人目妊娠を目指した不妊治療での奇跡

一人目の妊活

2011年3月に結婚、仕事が順調だったので子どもはまだいらない、と思っていました。

旦那さんは欲しかったようですが、2012年夏頃から仕事でのストレスも多くなり、いっそのこと子どもを産んで仕事を休みたい!と思うように。そこから妊活が始まりました。

ところが、妊活を始めたものの、全く妊娠しないのです。基礎体温などを参考にしながら、自力で排卵日を予想するも、毎回生理が来ては落ち込んで。そんな日々が続きました。もともと生理不順で、しかも生理周期が40日くらいだったので、なかなかタイミングを取ることも難しく…。

そこでいよいよ病院へ行ってみようかと探しましたが、私たちの住んでいたN市の近くに、不妊治療を行っている病院は見つかりませんでした。

環境の変化、病院への通院

ちょうどその頃、家を建てようと土地を探している最中でした。結婚してから住んだN市は、若い街で、活気もありましたが、土地も高く全く手が出ませんでした。

そこで自分の実家のあるS市あたりで土地探しをしていると、ちょうどよい土地を発見。しかも、その土地のすぐ近くに不妊治療を行っている病院がありました。

家が建つまでの間、仕事帰りにS市の病院へ行き、そこからN市へ帰り、という生活はとても大変でした。

S市にある病院は、不妊治療全般を行っていて、妊活セミナーなどもある個人病院です。S市で不妊治療を行っている病院はここしかありません。同じように不妊治療を行っている方が多いのか、毎回とても混んでいます。

私は、はじめのうちは、尿検査や内診などで排卵のタイミングをみてもらうタイミング療法を行っていましたが、なかなか卵子が育たないこと、小さな卵子がたくさんできてしまうことから「多嚢胞性卵巣症候群」であることが分かりました。また、旦那の精液検査も同時期に行い、旦那の精子の運動率が悪いこと、奇形率が高いことなどが判明しました。そのほかフーナーテストも行いましたが、こちらは問題ありませんでした。

これらの結果から、タイミング法では授かるのが難しいと思い、人工授精(AIH)を行うことを決意しました。そして、運のよいことに、3回目のAIHで第一子の妊娠を迎えることができました。そのとき、私も旦那もまだ29歳でした。この時は、食事療法もせず、サプリメントなどを服用することもなく、授かることができました。若かったこともあるのかもしれません。

二人目を目指して、再度AIHに挑戦

長男は2015年6月に生まれ、特に問題もなく大きくなりました。母乳で育てていたので、できるなら「ほしがらなくなるまであげたい」と思っていましたが、授乳中は全く生理が来ませんでした。友達の中には、出産後3ヶ月で再開した人もいましたが、1年たってもその兆しはありませんでした。私の職場は最大3歳まで育休が取れるので、できるなら、その期間にもう一人授かって、育休延長したい、と考えていたので、生理が再開しないことには妊活も始められず、どうするべきか、と迷っていました。そこで2017年2月に長男(1歳8ヶ月)の卒乳を決意。そして、生理が再開するのを待ちました。

2017年4月に生理再開。すぐに同じ病院へ向かいました。先生には、一人目も不妊治療だったこと、一刻も早く妊娠したいことを伝え、AIHでの不妊治療をお願いしました。

出産後生理が再開すると、生理不順が治るなんてことを聞いていたので、私の卵巣も元気になっているかと思いきや、残念ながら相変わらずの状態。そこで排卵誘発剤「クロミッド」の服用と、卵胞を育てる注射での排卵誘発を行いました。2日おきのおしりへの注射。経験された方は分かると思いますが、痛いです。だいたい毎クール5回くらい打っていたと思います。でも赤ちゃんを授かるためだ!と言い聞かせ、乗り越えていました。

AIHは、卵子の状態も大切ですが、精子の状態も良くないといけません。毎回精液処理結果を渡されますが、良いときも悪い時もあります。1回目、2回目は悪くありませんでしたが、3回目の状態がすごく悪かったので、このままではダメだ、と対策をねりました。

3回目のAIHを9月に行い、その結果を受けてサプリメントの服用を始めました。といっても、病院で勧められたわけではなく、自身でネット等の情報を調べました。私は「葉酸」を、旦那は「亜鉛」と「葉酸」を飲み始めました。しかし夫婦そろってずぼらな性格なので、忘れることもしばしば。気づいた時に、定期的に、とあまり神経質にならないようにしました。

食事面は、もともと2歳児がいるので栄養面を考えた料理を作っていました。加えて、精力がつくようにと、AIH前は牡蠣フライを作ったり、肉料理を増やすなどしていました。

しかしその甲斐むなしく、4回目の精子の状態も良くなく、また失敗に終わりました。その頃ちょうど多嚢胞性卵巣症候群に効果がある成分の入ったサプリメントがあることを知り、次のAIHがダメだったら飲んでみようかな、と考えていました。また、薬よりも漢方の方が体質改善に効果がある、ということを知り、漢方も初めてみようかと思っていました。しかし漢方は高額。毎回のAIHもそれなりにするので、不妊治療にかかる金銭的負担の大きさを痛感していました。

5回目のAIHで奇跡が

11月に5回目のAIHを行いました。精子の状態は前回よりは良いけど、万全とはいえない。それから、卵胞も2,3個育っているから、多胎妊娠もありえますよ、と言われていました。

統計的に、AIHは5回ほど行って効果がなければステップアップと言われています。私たちは、金銭的にも厳しいので、その後のステップアップは考えていませんでした。検査技師さんにも、AIH8回目で授かった人もいるからね、と慰めてもらっていました。

そわそわしながら、AIH後の2週間目を迎えました。生理が来ない!これはもしかして?とはやる気持ちを抑えながら、トイレに行くたびびくびくしながら、1週間待ちました。そして満を持して妊娠検査薬の登場です!これを買うのを心待ちにしていました。

結果は陽性。すぐに、病院へ向かい、妊娠が確定しました。やっと妊娠できた!あきらめずに続けてよかった!そう喜びました。

しかし、喜びもつかの間。その一週間後にはひどい吐き気におそわれることに。長男の時も悪阻はありましたが、尋常じゃない。これは無理!そう思い、次回の検診前でしたが、病院へ駆け込みました。そこで判明したのが・・・まさかです。

内診室でエコーを見ます。先生が困ってる。

「これは・・・ちょっと予想外なんですけど・・・胎嚢が3つありますねー。」3つ!?え!?三つ子ってこと!?

混乱を通り越して笑えてきました。AIH前から多胎妊娠の可能性を言われていたので、双子くらいなら大丈夫かなーと思っていたら、まさかの三つ子。どうしよう・・・

「3人を産む場合は、ここの病院では対応できないから、転院してもらいます。減数手術(薬で胎児を殺す)という方法もありますが、まだ小さいので処置はできません。もう少し、考える時間はあります。」年末にまさかの展開でした。

不妊治療の責任と覚悟

新年を迎えてから、大学病院を紹介してもらい、そこの先生の話を聞いて三つ子を産む決意を固めました。正直、不安で仕方がないです。未知の世界すぎます。

しかし、私には減数するという選択ができませんでした。だって、赤ちゃんがほしいと思って不妊治療をして、でも3人は多いから困ります、なんて無責任すぎると思うからです。私が3つ子を授かったのは、偶然かもしれませんが、不妊治療での多胎妊娠は自然妊娠より圧倒的に多いのです。

赤ちゃんがほしい、と思う気持ちは妊活をしている全ての人にあてはまると思います。妊活だけでは授からない時、医療の力を借りることはあっていいことだと思います。不妊治療には、痛みもリスクもあります。金銭的な負担もあります。でも、みな、赤ちゃんに会いたいという希望をもっているからこそ、乗り越えていけるのだと思います。

何度も失敗してくじけてしまうこともあるかもしれませんが、納得するまで続けられるといいですよね。もしかしたら、次は、という希望があれば、あきらめずに続けられると思います。そして、その先にある赤ちゃんへの責任を忘れないでほしいと思います。

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