病院での不妊治療をしなかった私の妊活体験談
「妊活」と聞いてみなさんはどのようなことを想像しますか？
痛いのではないか。
辛いのではないか。
お金がかかるのではないか。
ネガティブな想像をすることが多いのではないでしょうか？
私もそんなネガティブな想像をするひとりでした。
なので、私は婦人科での不妊治療はしませんでした。
ただ単純に現実とはっきり向き合うことや、治療が怖かったのです。
そんな私も現在は子どもを授かり、安定期も過ぎてあと少しで出産となりました。
今日はそんな私の体験談をしようと思います。
妊活をしようと思ったきっかけ
私も結婚当初から妊活を考えていたわけではありませんでした。
ゆくゆく子どもは欲しいから、自然に任せていればそのうち出来るでしょ！と軽い気持ちでいたのです。
ところが。よくよく考えてみると、子どもが出来てもいいからと避妊しなくなって１年近く経っても妊娠することはありませんでした。
この頃からあれ？と思い始めたのです。
もしかして私、妊娠しづらい…？と。
とはいえ、すぐに子どもが欲しい！！と思っていたわけでもないので、さほどは気にしていませんでした。
ですが、１年以上が経過すると、やはりおかしいのでは…と思うようになりました。
それでも不妊かもしれないと病院に行くことは当時の私にはすごく怖かったんです。
赤ちゃんを埋めない体だったらどうしよう…とそればかり考えるようになりました。
よく考えたら生理も不順で日数や出血量も安定しないな、とかマイナスなことばかりが頭を過ぎりました。
そこでまず私のしたことは、夫に相談することでした。
赤ちゃんできないね…と。
夫も思うところがあったのか、「１度一緒に病院に行ってみようか」と言ってくれました。
ですが、子どもは難しいですと言われてしまうかもしれない現実と私自身が向き合うことができず、その覚悟を決めることができませんでした。
夫はその気持ちを理解してくれて、まずは自分たちの出来ることをやってみようか、と提案してくれました。
それが私たちの妊活のスタートです。
自分たちで行う妊活とはどういうものなのか
まずは私がきちんと排卵しているのかどうかを調べることにしました。
現在は「排卵検査薬」と呼ばれるもの市販で購入できます。
それを試すことにしたのです。排卵がなければ妊活もなにもありません。
祈るような気持ちで検査薬を使ったことを今でも覚えています。
結果。排卵そのものはしていることが分かりました。
ですが、前述のとおり、私は生理が安定していないので排卵ももちろんいつしているかわからないのです。
毎月検査薬を使い排卵日を調べることになりました。
排卵はしているのが分かりひとまずホッとするも、では何故妊娠はしないのだろうとまた新たに不安にもなりました。
そこで妊娠するために生活習慣を見直し、サプリメントを試してみることにしました。
始めてみたサプリメント生活とカラダ環境
まずは妊娠してもいい体作りをするために葉酸入りのサプリメントを飲み始めました。
普通と少し違うのは、夫用に男性用のサプリメントもあったことです。
私は葉酸をメインに、夫は亜鉛やマカを中心としたサプリメントです。
夫婦で一緒に飲むことができるので、心の負担がなく、本当に普通のサプリメントを飲むのと同じ感覚で始め、続けることができました！
また夫自身、一緒に頑張ることができることが何だか嬉しそうでした。
これに加えて、妊娠しやすいからだ作りができるサプリメントを同じ会社で注文し飲み始めました。
このサプリメントの説明に「カラダ環境を整える」という一言をみつけました。
きちんと食事をして、質の良い睡眠を取り、気分転換をして、そこにサプリメントをプラスしよう！というものです。
病院に行ってきちんと検査し、不妊治療をしなければダメなのではないか、と心のどこかで思っていた気持ちがスっと軽くなりました。
私自身がリラックスして赤ちゃんを迎えられるように、心も体も準備をすることのほうが大事なんだ！と思えたのです。
とは言っても、１ヶ月で２万円近くの出費。
うまくいくかもわからない方法としては安くはなかったのかもしれません。
薬ではなくあくまでもサプリメント。
手助けはしてくれても。不妊だった場合それを治療してくれるわけではありません。
とりあえず始めてみるしかありませんでした。
私は「どのくらいから効果があるんだろう…」という気持ちでした。
それを支えてくれたのが夫です。
「すぐに結果が出るわけじゃないし、良い生活習慣ができたら今よりもっと綺麗になるよー」と冗談を言いつつ励ましてくれました。
待望の妊娠。そして、妊活で大切だったこと
何度も何度もこれじゃダメなんじゃないか、と生理が来てしまうたびに心が折れそうでした。
病院は怖い、なんて甘えたことを言っていてはダメなのではないか、と自分を責めることもありました。
それでもいつも面白おかしく、気にせず待とうよーと言ってくれる旦那に励まされ、なるべくふたりで出かけてリフレッシュをしながら、あまり気負い過ぎないように自分たちでできる妊活を続けていきました。
それから１年。妊娠検査薬に見たことのない反応が…！！
陽性反応です！！
あれだけ嫌だった病院も今すぐ飛んでいきたい気持ちでした。
夫が「よく頑張りました！でも本当に頑張るのはここからだよ！」と言ってくれたのをとても鮮明に覚えています。
生活習慣を見直し、サプリメントを摂取することで私も夫もかなりカラダ環境が改善されたと思います。
ですが、今思う最も大切だったと思うことは「夫婦で妊活ができたこと」だと思います。
妊活というのは、楽しみであることよりも、やはり不安がかなり大きいと思います。
心の負担がとても大きいです。
どうしても不妊治療や妊活「女性が頑張るもの」と思われがちですよね。
ひとりで頑張なければいけなかったり、ひとりで背負い込んでしまったりする人も多いと思います。
私が１年間最後までがんばれたのは、一緒に頑張ってくれる人がいたからです。
これが１番大切だったのではないかと思っています。
心が体にもたらす影響というのはかなり大きいです。
どんなに生活習慣を改善しても、サプリメントを摂取しても、不妊治療をしても、心が健康ではないとなかなかカラダ改善には繋がりません。
妊活は夫婦の問題です。
金銭的、精神的にお互い辛いことが必ずと言ってもいいほどあります。
その時にお互いが支えあい乗り越えられなければいけないと感じました。
現在は安定期を迎え、お腹の中で問題なくすくすくと育っていってくれています。
私たちのように、妊活をする夫婦もいることを知ってもらいたいです。
いかがでしたか？
私のようにいきなり病院に行って不妊相談をすることや不妊治療をするのが怖い方はきっと他にもいると思います。
特に男性の方は抵抗がより強いのではないでしょうか？
あまりにも病院に行く、ということがストレスやプレッシャーに感じてしまうとうまくいくものも、うまくいかなくなってしまうのでは、と思っています。
今すぐに欲しい！ということではなければ、まず自分たちでリラックスした形で妊活を行ってみるのも１つの手段なのではないでしょうか。
妊活にこれが絶対に正しい！というものはないと思っています。
せっかく赤ちゃんを授かろうと思っているのですから、それぞれのご夫婦で無理なく納得した妊活ができますように。