私はタイミング法を4回したあと一度病院にいくのをお休みしました。
その間に夫と色々話をしました。タイミング法を続けていくのか、少ししか可能性は上がらないけど人工授精へのステップアップをしてみるのか。
私がステップアップするのに悩んだ点はいくつかあります。
- タイミング法4回でステップアップは早いのではないか
- もし人工授精をしてしまうと可能性はあまり変わらないと分かってはいても期待してしまう
- 人工授精で妊娠できなかったとき立ち直れないのではないか
- 体外受精などに比べると金銭面での負担は低いがそれでも安くはない
このような点でタイミング法を続けるか、ステップアップしてみたいけどどうしようと悩みました。
私が悩んでいると夫が「人工授精をしてみよう」と言ってくれました。
夫がそんな風に言ってくれるのならば、勇気を出して人工授精へステップアップしてみようと思えました。不妊治療は夫婦二人で頑張るものと聞きますが、本当にその通りだなと感じました。
感染症の血液検査
人工授精をしようと決心し、病院へ行きました。
先生にも人工授精を希望する旨を伝え、人工授精の説明を受けました。
まずはタイミング法と同じように生理5日目から飲むクロミッドを処方してもらいまいた。
そして、その日のうちに感染症の血液検査をするため採血をしました。
私が通っている病院では5つの感染症の検査をしました。金額は1万円ほどでした。
夫婦でしなければいけなかったので二人分で2万円ほどかかりました。決して安くはありませんが人工授精をするためと自分の体のことが知ることができるので無駄ではありません。
血液検査の結果が出るまでには1週間ほどかかります。
卵胞計測
タイミング法と同じように卵胞計測をするために何日間か病院に通いました。 そして卵胞が20mm程度になったときにHCG注射を打ち、その次の日にいよいよ人工授精となりました。人工授精前日は少し緊張しました。人工授精当日
人工授精当日、夫と二人で病院に行きました。
まずは夫が名前を呼ばれ精子を採取しました。採取した精子を洗浄する時間があるため、それから1時間くらい待ち時間がありました。
そして私の名前が呼ばれ内診室へ行きました。
タイミング法と違ったのは、名前の確認が3回くらいありました。
精子の入った注射器の夫婦の名前を確認し、先生に手渡しいよいよ人工授精です。
人工授精自体は私は全く痛みはありませんでした。そしてあっという間に終わり、少し拍子抜けしました。
精子を注入したあとは10分ほど休んだという経験談を見ていたので、私もそうなんだろうなと思っていたら、休むことなく「終わりましたので着替えて大丈夫ですよ」と言われました。病院によって休むところもあれば、そうでないところもあるみたいです。
そのあとはロビーで会計をして帰宅しました。帰宅後も痛みなどはなくいつも通り過ごしていました。
ちなみに人工授精は1万5千円でした。
排卵確認
人工授精をして2日後に排卵確認をしにいきました。
排卵されていることを確認したあとは、タイミング法と同じようにヒスロン錠を12日分処方されました。
あとは12日間服用して5日間生理がこなければ検査薬をするという流れになります。
人工授精をしてみて
上記が私がした人工授精の一連の流れです。
結果的に私は1回目の人工授精は妊娠できませんでした。
ただ最初にも書きましたが、タイミング法と人工授精は可能性はほとんど変わりません。
なので、そもそも1回で妊娠できるというのが奇跡なんだろうなと感じました。
人工授精をしたことによりやはり期待はしてしまい、妊娠できず落ち込んでしまいました。
思っていたよりも落ち込んでしまい、泣いてしまいました。
しかし私たち夫婦の場合、体外受精と言われていたのがタイミング法からスタートできたことが奇跡なのだからもう少し頑張ってみようと、今は切り替えています。
そして夫と話し合い、もう一度人工授精をしようと思っています。
また妊娠できなかったら・・・と思ってしまう気持ちもありますが、一緒に頑張ってくれる夫のためにも頑張らなければと思います。
そして何より「赤ちゃんに会いたい!」という願いのためにも頑張りたいです。
不妊治療の中では人工授精は取り組みやすい価格ではあります。しかしやはり金銭面では負担になるかたもいらっしゃると思います。
住んでいる地域によっては人工授精の助成金が出る場合もあるそうなので、治療する前に調べてみるのがいいかもしれません。
また人工授精にステップアップするか悩んでいる方がもしいるならば、一度してみるのもいいかもしれません。妊娠できなかったらと不安になるかもしれませんが、少し治療法を変えてみるのも気分転換のひとつかもしれません。
不安と期待で苦しくなることもあるかもしれませんが、周囲の人の優しさに気づける機会でもあるのが不妊治療だと思うのです。
私は周囲の方にいつか私たち夫婦の赤ちゃんを抱っこしてもらえるように頑張ります!