全前置胎盤を抱えての妊娠出産

我が家には2歳を迎える息子がいます。

何をしても本当に可愛くて、傍から見たら親バカだと思われるほどです。

私はこの子を妊娠・出産するまでに辛い妊活生活、危険度の高い全前置胎盤を乗り越えました。

全前置胎盤って一体なに?どんなリスクがあるの?

まだまだ認知度の低い全前置胎盤について、体験談を交えてご紹介したいと思います。

なぜ自分だけこんな辛い思いをするのか?

初めての妊活、妊娠、出産、このすべての時期になぜ自分だけがこんな辛い思いをするのか?と思っていました。

妊娠を望んでも、なかなか妊娠に至らない、奇跡的に妊娠に至ったけれど、次は全前置胎盤の診断。

想像していたのは、気が付いたら生理が遅れていて妊娠が発覚、安定期を迎えたらマタニティヨガをしたりベビーグッズを買いに行ったり、出産前には陣痛はどんな痛みなのかな?と少し悩んでみたり‥

多くの妊婦さんが経験するであろう妊娠生活を経て我が子を産むのだろうと考えていました。

けれども、実際は真逆と言ってもいいほどでした。

ストレス続きの妊活

なんとなく排卵日を予測して夫婦生活をしていれば、すぐに妊娠出来るだろうと思っていました。

しかし、3カ月、半年、1年経っても全く妊娠する気配がなく、焦りを感じるようになりました。

病院に行くならば早めの方がいいだろうと思い、近くの産婦人科に通院するようになりました。

より正確な排卵日を予測し、夫婦生活のタイミング指導を受けながら同時に不妊検査も進めていきます。

私自身は大きな問題は見当たらず、夫は精液検査で少々気になる点があるという結果ではありましたが、自然妊娠が難しいというレベルではありませんでした。

ただ、妊娠に至らないはっきりとした原因が見つからないとなると、それはそれで大きなストレスになります。

奇跡の妊娠

毎月排卵日付近には、病院に通院します。

超音波検査を受けて夫婦生活のタイミング指導を受けていました。

排卵日が近付いてきたぞと思い病院で診察を受けると、「もう排卵終わっちゃったね~」と医師からまさかの一言でした。

月に一度の排卵日を逃してしまったのかという落ち込む気持ちと、本当に排卵日は過ぎてしまったのか?という疑う気持ちを抱えながら、念のために自己流で夫婦生活のタイミングをとりました。

この月に奇跡的に妊娠したのです。

妊娠は力みすぎると遠のいていくと耳にしたことがありますが、本当だなと思いました。

排卵が過ぎてしまったのかなという半ば諦めの気持ちがあったのが良かったのかもしれません。

全前置胎盤の診断がくだる

妊娠中期頃、妊婦健診でお腹のエコーを受けていました。

いつもはお喋りをしながら検査する先生がなぜか沈黙です。

そのうえ、エコーの時間もやけに長いなと感じていました。

エコーの結果、“全前置胎盤だね”と診断がくだりました。

全前置胎盤とは?

全前置胎盤とは、前置胎盤の一種です。

前置胎盤には、辺縁前置胎盤、一部前置胎盤、全前置胎盤の三種類あり、全前置胎盤が最も危険を伴う状態です。

通常胎盤の位置は子宮口から最も遠い位置にありますが、前置胎盤は子宮口付近や子宮口を覆ってしまいます。

胎盤が子宮口に触れている、もしくは覆っていると、子宮口にズレが生じたときに大量出血を起こす可能性があります。

ですから、陣痛が起こり子宮口が開いて赤ちゃんが産まれるという自然分娩は前置胎盤の場合不可能で、帝王切開のみの出産方法しか選択肢がありません。

全前置胎盤で気を付ける事とは

全前置胎盤を抱えた場合、とにかく安静に過ごすという事を意識しなくてはいけません。

1回のお腹の張りが子宮口にズレを生じさせてしまい大量出血のきっかけになるかもしれないからです。

私は全前置胎盤の診断をされる前から、お腹の張りを感じていましたので自宅での絶対安静指示が出てしまいました。

絶対安静生活とは、一日中寝たきり状態が望ましいという事です。

トイレ以外は体を起こさず食事の時も出来れば寝たままでして欲しいとまで先生から言われたほどです。

長期入院の開始

妊娠27週頃、下着にほんの少しだけ出血がありました。

全前置胎盤で最も怖いのが突然の大量出血です。

微量の出血を警告出血と言い、警告出血が大量出血につながる可能性があり、気を付けてと体が警告を出している状態だと先生から説明されました。

私が出血したのは、まだまだ赤ちゃんが産まれてくるには早すぎる時期です。

通院中の小さなクリニックではなく、市内の設備の整った総合病院へ転移し出産まで入院生活をすることになりました。

最終目標は37週、正期産の時期です。

ただ、前置胎盤の多くのママは、正期産の時期を迎えるまでに出血が起きてしまう可能性が非常に高いです。

大量出血が起きた時点で即帝王切開にて出産する必要があるのです。

とにかく一日でも長くお腹の中に赤ちゃんを育てるのが私の唯一出来る事でした。

入院中には、自宅安静よりも更に辛い毎日を送らなくてはいけません。

トイレ、食事以外は寝たきりなのには変わりありませんが、お腹の張りを抑える為に24時間の張り止め点滴を流します。

寝ている時もトイレに行く時も片時も離れず、相棒といっていいほどでした。

大部屋での生活はストレス以外何物もなく、物音ひとつ立ててはいけないような雰囲気です。

家族や看護師との会話も丸聞こえ、こんな空間で過ごしていると逆に病気になるのではと考えたこともありました。

それでもひたすら安静生活を続けているうちに30週、32週と徐々にゴールが見えてきました。

ただ、お腹が大きくなると必然的にお腹の張りも多くなるため、このお腹の張りを抑える為に更に濃い点滴を体に流すことになるのです。

点滴の副作用も強く心も体もボロボロでした。

幸い入院中には出血が1回もありませんでしたが、36週を過ぎた頃に点滴の上限が来てしまいました。

これ以上点滴を強く出来ない以上、37週まで待つのは危険だという判断で36週2日に予定帝王切開にて出産することになりました。

全前置胎盤の出産を終えて

36週2日というのは、早産児と言います。

ほんの少しだけ早く産まれてきたので、2348gのチビッ子ではありましたが元気いっぱいで安心しました。

もう二度と全前置胎盤なんかになりたくない、これが本音です。

私は帝王切開中に恥ずかしながら大号泣してしまいました。

これは、手術が始まったと同時の事ですが、この時の気持ちは我が子に会える喜びよりもやっと辛い全前置胎盤から解放されるという気持ちの方が強かったのを覚えています。

最後に

全前置胎盤は本当にハイリスクでママ自身も家族もみんなが不安になるのも当然です。

しかし、ママに出来る事はとにかく1日でも長くお腹の中に赤ちゃんを育てる事です。

考えすぎるのもストレスになりますので、産まれてくる我が子の笑顔を想像しながら乗り越えましょうね!

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