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2018/05/21 30代人工授精

タイミング療法から人工授精にステップアップするきっかけとは

人工授精と聞くと、とても高度な技術を駆使して妊娠に近づける医療行為だと思いがちです。

しかし、人工授精は決して高すぎるハードルではありません。

人工授精とはどんな方法なのか?人工授精に挑戦するタイミングとは?

先日初めての人工授精にチャレンジした私が詳しくご紹介していきたいと思います。

我が家は2人目不妊の妊活中です

我が家には、現在2歳になる男の子がいます。

もうそろそろ2人目を考えなくてはいけないなと思い妊活をスタートさせました。

1人目の妊活時では病院でタイミング療法を受けて自然妊娠しました。

なので、2人目の妊活をスタートした際にも病院でのタイミング療法を受診すること決めていました。

現在妊活をスタートしてから9カ月が経ちます。

排卵日を意識しながらタイミングをとっている夫婦の多くは半年程度で妊娠に至ると言われています。

しかし、私たち夫婦は、病院でより正確な排卵日を狙っているのにも限らず全く妊娠する気配がありませんでした。

先生からの不妊検査の提案

タイミング療法を受けて8カ月を過ぎた頃に、先生から不妊検査を受けてみては?という提案がありました。

私は子宮卵管の通りに問題がないかを調べる「子宮卵管造影検査」、夫は精子の数や動きなどを調べる「精液検査」です。

これは、不妊治療の中でも最もポピュラーな検査です。

「ついに不妊検査の時が来たか…妊娠しにくい原因が見つかるのが怖い」これが本心です。

検査の結果

夫婦でビクビクしながらも子宮卵管造影検査、精液検査、ともに終えることが出来ました。私の検査結果は特に異常なし、卵管の詰まりもありませんでした。

しかし、残念ながら夫の精液検査が良い状態ではありませんでした。良い状態ではないというよりも「かなり悪い」と言った方がいいかもしれませんね。

「自然妊娠が難しい」宣告

精液検査は1度の結果だけで判断はしません。

その日の体調や精液検査というプレッシャーで精子の状態は大きく異なることが多いからだそうです。

しかし、現段階では自然妊娠が難しく、長期戦になるだろうという診断でした。

そして、この日にタイミング療法から人工授精へのステップアップの提案がありました。

人工授精とはどんなことをするのか?

人工授精とは、正確な排卵日を予測し人工授精当日に採取した精子を直接子宮内に注入する方法です。

精子は、人工授精の3時間前まで(病院によって時間は前後します)に採取し、指定の容器に入れて提出します。

精液中の不純物を取り除き、元気の良い精子を濃縮し調整したものを注入します。

人工授精の適応とは?

人工授精へのステップアップの対象は‥

  • 精子の量が少ない、動きが悪い
  • フーナーテストでの不良
  • タイミング療法で妊娠に至らない

人工授精で妊娠する確率はだいたい5%~10%と言われており、飛躍的に確率が高いというわけではありません。

私が感じた「人工授精」の印象

診察中に人工授精という言葉を聞いて、一瞬固まってしまいました。

「ついに本格的な不妊治療に踏み込むのか…人工授精とはどんな難しい事をするのか、痛いのかな、通院も今よりも大変になるのかな」

タイミング療法とは異なり一気にハードルが高くなったような気がしました。

実際に、人工授精という言葉は知っていても具体的にどんな方法で行われるのか知らない人も多いのではないでしょうか。

“人工”という言葉がとても機械的に聞こえてしまいませんか?しかし、先生の考え方は違いました。

人工授精は自然妊娠とほぼ同じ

人工授精の提案をされた瞬間、私の表情はおそらくこわばっていたと思います。その状況を察した先生はこのようにおっしゃいました。

「人工授精はあなたが思うほどハードルが高い訳ではありません、行うことは至ってシンプルで自然妊娠とほぼ同じようなものだよ。」

先生の中では人工授精と自然妊娠は似たようなものだと考えているようです。

必要に応じて排卵の時間を調節する注射を打ったり、精子を元気の良い選抜組を濃縮したりとある程度の手は加わっていますが、子宮内に注入してしまえばあとは卵子と精子は自力で出会って着床しなくてはいけません。

ほんの少しだけ妊娠への道を短縮した程度なのです。

人工授精への挑戦

先生の話を聞いて、すぐに人工授精の決断をしました。

その時は、排卵も間近という事もあり自宅に持ち帰り夫に話す前に人工授精の予約を入れてしまいました。

「1カ月も無駄にしたくない、夫もきっと協力してくれるはず。」そう強く思ったからです。

私の通院中の病院では、人工授精は夫婦そろってのカウンセリングの必要はありません。人工授精にチャレンジしたいと希望をだせば可能性がある場合にはいつでも行えるシステムです。

そして、予約を入れるのも明日、明後日と時間が迫っている場合でもすぐに予約を入れることが可能でした。この事からも、人工授精は考えてたほどハードルが高いものではないのだなと改めて実感しました。

今後の人工授精の進め方

年齢や不妊原因によってもさまざまですが、一般的に人工授精は4~6回程度を目安に行います。

しかし、希望次第ではそれ以上の回数行うことももちろん出来ますし、今月は人工授精、今月はタイミング療法と変更することも可能だそうです。

どうしても自然妊娠にこだわりたいという考えをお持ちの夫婦もいると思います。

人工授精は女性への体の負担も少なく、自然妊娠とほぼ変わりませんので安心して受けていただける方法なのではないでしょうか。

我が家の今後の予定

我が家は、先日初めての人工授精を終えました。

現在は生理予定日をソワソワしながら待っている状態ですが、もしも妊娠に至らない場合には、2回目、3回目とどんどんチャレンジしていこうと思っています。

住んでいる自治体によって、人工授精の費用を補助していただける制度もあります。

このような制度を利用すれば金銭面での負担も軽くなり更にチャレンジしやすいですよね。

最後に

人工授精についてご理解いただけましたでしょうか。

不妊治療の2ステップ目である人工授精は誰もがチャレンジしやすくリスクも少ない方法です。

今回の記事が人工授精にステップアップしようか迷われている方のお役にたてれば嬉しいです!

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