私は現在2人目の妊活中ですが、妊娠は本当に奇跡だなと改めて感じさせれる毎日です。
1人目は自然妊娠ではあったものの、現在は自然妊娠が難しいと病院の検査で診断を受けました。
その理由の一つが男性不妊です。
現在私の悩みの一つである夫の男性不妊についてお話していきたいと思います。
まさかの2人目不妊
私が1人目を妊娠した時には、病院でタイミング療法を受けていました。
不妊治療のスタート段階であるタイミング療法ですが、排卵日の特定がメインですので、実際はほぼ自然妊娠です。
2人目の妊活を決めた時も、病院でタイミング療法は受けようという思いはありました。
しかし、何度タイミングを見てもらっても全く妊娠する気配がありませんでした。
妻側に妊娠出来ない問題がある?
病院の力を借りて妊活をスタートすると、妊娠出来ない月が増えると不妊検査を受けることになります。
妻側である私は非常に痛いと噂の子宮卵管造影検査を受けました。
しかし、目立った問題はありませんでした。
基礎体温も安定していて排卵もしっかりと出来ています。
そうなると、妊娠出来ない理由は私ではない可能性も出てきました。
夫にも不妊検査の必要が
妻側に目立った異常がない場合には、夫にも不妊検査の必要が出てきます。
男性の受ける不妊検査とは精液検査の事です。
2日以上の禁欲後、規定のカップに精子を出してもらいます。
病院で採取出来る場合は時間を問いませんが、仕事などで受診が難しい場合には採取から3時間以内に私が病院へ提出しに行きます。
男性不妊が発覚
精液検査の結果、運動精子の量が極端に少ないことが分かりました。
再検査も行いましたが、似たような結果でした。
もちろんこれが決定的という訳ではありませんが、私たち夫婦が妊娠に至らない原因の一つが男性不妊でした。
自然妊娠が絶対に出来ない状態ではないけれど、非常に難しい。これが医師の診断結果でした。
診断結果を夫へ伝える
精液検査の結果は、私1人で聞きました。
ですから、夫へは私が伝えなくてはいけません。
しかし、何をどう伝えれば良いのか分からず、データの数字だけを言えばいいのか、とにかく迷いました。
夫の性格は、少々気が弱いです。
悪い結果をこのまま伝えてしまうとショックを受けてしまい、妊活への意欲も下がってしまう可能性がありました。
私一人で妊活が出来ればよいのですが、そういう訳にもいきませんので、とにかくあまり気負いさせないような言い回しで伝えようと考えました。
「自然妊娠には時間が掛かるかもしれないから、早く妊娠したいなら人工授精や体外受精にステップアップをしたほうがいいかもと医師から言われたよ。」
こう伝えました。
男性不妊の事を直接的な表現で言わなかったので夫の反応はあっさりでした。
「へ~、人工授精やるなら協力するよ~」
おそらく、自分の検査結果が多少悪いという事には気づいてはいるけれど、そこまで急を要する事ではないという程度だと捉えたようです。
男性不妊になる考えられる要因
精子の数が少ない、動きが悪いなどの男性不妊には、様々な要因があります。
先天性のものもありますが、生活習慣が影響していることも考えられます。
- タバコ
- お酒
- 食生活の乱れ
- ストレス
- 下着が熱のこもるタイプ(ブリーフやボクサーパンツ)
- 睡眠不足
などです。
私の夫は、すべての項目に当てはまります。
タバコもヘビースモーカーですし、お酒も少量ではありますが毎日飲みます。
インスタント食品が大好きですし、仕事のストレスも抱えています。
下着も熱をためにくいトランクスは着用していませんし、毎日夜更かしをしています。
何かを少しずつ変えていかなければいけないなという思いはありました。
ガミガミ言うのは逆効果?!
生活習慣を改めることは精子の質をアップする事には必要不可欠です。
それは私も重々分かっていますが、すべての事においてガミガミと口うるさく言うのもどうなのかなと本当に悩みました。
以前も、妊活を進めるにあたって夫婦間で考え方の違いで喧嘩をしたことがあります。
もっと妊活に興味を持ってほしい、妊娠しやすいような体作りや食生活を心がけてほしいなど、とにかく妊活中心の考えを持ってほしいと思いました。
しかし、女性と男性とでは妊活に対する思いが違う場合が非常に多いです。
妻は一日中妊活についてネットで調べているけれど、夫は全く興味をもっていなかった、こんな話をよく耳にします。
全ての男性がそうではなく、中にはとても協力的な男性もいるでしょう。しかし、自分の夫がそうなれるのか‥とても難しいのかなと思います。
ガミガミと言うのはきっと逆効果だろうと思い慎重に動くことにしました。
私が実践している夫への気遣い
自分でいうのもなんですが、夫へはかなりの気遣いをしていると思います(笑)
精子の質を上げたい気持ちと、妊活へ協力する気持ちをもっと持ってほしいという思いはありますが、毎日直接的な言い方でいうのではなく、タイミングをみてさりげなく伝えてみるという事を意識しています。
あまりにも口うるさく言うと怒らせてしまったり更にプレッシャーになる事があります。男性不妊の場合には、プレッシャーは禁物です。
医師からも男性はプレッシャーに弱い生き物だから気を付けてねと注意を受けています。
たばこは体に悪いから、量を減らしてみたら?お酒は一日おきや休肝日を作ったほうがいいんじゃない?など、妊活とは関係ないような伝え方をしています。
夫も様子をうかがってくれます
私は毎日妊活のことが頭から離れません。
この先の治療はどんなことをするのかな、どんな食事にしたら精子の質があがるのかな、いけないとは思いながらもそんなことばかりを考えています。
そして、夫の生活習慣に極端な変化はありませんが、少しずつ変化がみられてきました。
妊活への大きなプレッシャーは抱いてはいないようには思えますが、私の体の様子を気にかけてくれるようになりました。
基礎体温の変化や病院での治療内容など、こまめに聞いてくれるようになったのです。
我が家はこれでいいと思っています
男性不妊が妊娠にいたらない原因の1つだとは分かりましたが、現在も夫本人はあまり自覚はありません。
そして、私も自覚を持たせるような言い方はしませんし、強制的に協力をさせようとも思いません。
夫婦間で考え方は様々です。そんな状態では妊娠出来ないのでは、もっと夫にも自覚を持たせた方がよいのでは意見もあるでしょう。
しかし、我が家はこれでいいと思っています。
妊活の事で夫婦が揉め事ばかりをしていては赤ちゃんはきっと来てくれないだろう、時間が掛かるかもしれないけれど、夫婦笑いながら不妊治療を続けていればきっといつかは宿ってくれるはずと前向きに考えています。