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2018/09/8 40代体外受精

妊活をして変わったこと

妊活は不妊治療として1年半経験しました。妊活と聞くと、不妊治療より「柔らかさ」を感じます。いわゆる、自己判断で排卵日を確定してタイミング法を行う。これが私の思う「妊活」です。妊娠するタイミングは、どんな女性でも1ヶ月にある一定期間のときにしかありません。しかし、そのタイミングで夫婦生活を行っても、必ずしも妊娠できるとは限らないのです。

私は、高齢であったため、自己流でのタイミングの妊活は行いませんでした。不妊治療センターに通うって「不妊治療」を行ったのです。不妊治療でも、妊活には変わらないのかもしれませんが、お金を払って不妊治療センターに通院している以上、1回1回の治療に、ものすごい意気込みをもっていました。

不妊治療での体外受精や顕微授精は、高級ブランドのカバンがいくつも購入できるほどの金額を支払って行います。それだけ高い金額を払っているのだから、「成功」=妊娠を求めてしまうのは、当然のことだと思います。しかし妊娠していないとわかったときの落ち込み方は、何とも言葉では表せないほどです。

どうして、私は妊娠できないの?何が原因なの?私はこのまま一生妊娠できないのであろうか?子どもを持つことはできないのだろうか?と、ネガティブなことばかり考えてしまい、子どもが持てないかもしれないという恐怖さえ感じるようになりました。

そんなとき、私の同級生が立て続けに3人も妊娠をしました。しかも自然妊娠です。同じ年齢なのに、自然妊娠?それなのに私は?彼女たちからの喜ばしい報告を受けても、心の底から「よかったね!」と言えないのです。LINEで「おめでとう」とさらっと一言返すのが精一杯でした。

大切な友達の喜ばしい報告を一緒に喜んであげられない自分を、恨めしく思いました。私はいつから、そんな冷たい人間になってしまったのだろうと。でも、辛いものは辛いのです。一時は、その友達のグループLINEを退会して心を落ち着かせようとまで思いました。

幸い、妊娠した私の友達は全て私の思いを受け止めてくれ、友達を失わずに済みました。いつか必ず自分が妊娠した時に、このことについて必ず謝ろうと思っていました。友達に恵まれたこと、本当に感謝の思いで一杯です。


なかなか妊娠ができず落ち込んでいると、決まって主人は私を励ましてくれました。美味しいものを食べに連れて行ってくれたり、一緒に散歩をしてくれたりと、辛いときは、いつも主人が隣にいました。そして私が一番心配している「費用」についても、心配しなくてもいい、君が納得するまで、治療は続ければいいと言ってくれるのです。

そんな優しい言葉をかけてくれる主人に、妊娠する女性の私がぐーたらな生活をしていては、妊娠できるものもできない身体になってしまいます。

39歳という高齢ではありましたが、40歳以上でも普通に出産している女性がいる今日、私が自分自身の身体としっかりと向き合って、妊娠するための体づくりや食べ物など気にしなければいけない。いつでも妊娠ができるような体作りをしておこうと思ったのです。

卵子は卵胞の中で作られますが、その排出される卵子はいつ作られたものかというと、実は3ヶ月前に作られたものだということを知っていますか?男性の精子は常に作られるものなのですが、卵子は違うのです。そのため、妊娠しやすいサプリを飲んでも、すぐに効果が現れないというのは、それが原因でもあります。

その卵子の仕組みを知ってから、私の考えは少し変わりました。もちろん、生理がきて妊娠していないことが分かると、悲しい気持ちにはなるのですが、自分の中で気持ちを落ち着かせ「私の卵子がまだ妊娠できる状態ではないんだ。でも大丈夫」と根拠のない自信をもって、次の治療に臨むことが出来たのです。

根拠のない自信があったには、2つの理由があります。1つは卵子の活性化するミトコンドリアのサプリメントを飲んでいたこと。もう1つは自分に子どもがいない将来を全くイメージをすることができず、いつかは分からないけど、私は必ず子どもを持つことができる。と自分を信じていたからです。

もともと私は昔から、色々と妄想する癖がありました。結婚する予定がないのに、結婚相手もいないのに、いつか産まれてくる子どものために、子どものおもちゃを買ったり、どういうお母さんになりたいか想像してみたりしていました。

まさか自分が不妊治療を受ける人になるとは思っていませんでしたが、不妊治療を受けていても、絶対に妊娠できないと思えなかったのです。ただそれが「いつなのか」ということが分からなかったのが、辛かったのです。


不妊治療は決して楽しいことではではありません。薬を使い、痛い思いをして採卵をして、注射を振って、多額の治療費を払う。そこまで頑張っているのに、妊娠していないと、精神的にもかなりのダメージを受けます。でもその分、夫婦の絆は強くなります。私は主人と話し合い、妊娠したらできなくなるかもしれないことを話し合い、それを思いっきり楽しむことにしました。

妊娠できないということは、妊娠できるまで夫婦仲良く過ごしなさいということなんだと

ポジティブに考えるようになったのです。もちろん常にポジティブではいられませんでしたが、どんなときでも主人が優しく支えてくれるので、主人のためにも元気でいよう。と心がけました。

不妊治療をしている期間、どうしても心が沈んでしまうことがしばしばありました。でもそんな時、同じ悩みをもつ友達と励まし合えたらどんなに心強いだろうと思い、掲示板を立ち上げることにしたのです。すると、同じ不妊治療センターに通っている多くの人から、メールが届きました。

妊娠できない原因はさまざまでしたが、私たちの思いは1つ「妊娠したい」です。同じ悩みをもつ仲間で、情報交換を行ったり、励まし合ったりする中で、一人、また一人と妊娠をしてそのグループを卒業していきます。不妊治療を始めた頃は、他人の妊娠を喜ぶことなんて、絶対にできなかったのに、不妊治療仲間の妊娠をしてグループを卒業していくと、いつか私も卒業するんだという思いで、不妊治療を頑張ることができていました。

時には、思うように治療が進まず辛いと嘆く仲間を励ましたりすることもありました。しかし励ましているようで、実は自分自身も励ましているのでした。

不妊治療の辛さは不妊治療をしている人にしかわかりません。一番の理解者である主人ですら、100%は分からないかもしれません。一番つらい時期に、同じ辛い思いをして励まし合える友達が出来たことは、本当によかったと思います。


1年半の不妊治療で妊娠することができましたが、私が変わったことと言えば、「絶対にあきらめない気持ちをもつ」と「全てのことに感謝」することです。

私は飽き性ですし、すぐに結果を出したがるせっかち屋のため、体外受精に失敗しても、休憩を入れず、はい次!次行こう!と次々にチャレンジをしていきました。本来なら、卵子のためには、少し休憩を入れたほうがよかったのかもしれませんが、高齢のため休憩している暇はございません!という感じで、どんどん治療を進めていきました。しかし、進めていけたのは、「高齢になっても妊娠することを諦めていなかったから」なのです。

39歳での出産が不可能だとわかったときは、思いっきり泣きましたが、その後は吹っ切れて、40歳代の出産なら、もう何歳でもいいわ。と開き直って、治療に臨むことが出来ました。

今まで、出来なかったら、はいそれを諦めて、違うことをやりましょう。違うやり方で、やりましょうと方向転換ばかりしていましたが、妊娠するということは絶対にあきらめられなかったのです。そのため、妊娠できるために必要な身体づくり、サプリ、整体、鍼など、できることはすべてやったのです。

とはいえ、必ずしもすべての人が妊娠できるとは限りません。体外受精を何度行っても、妊娠できない人はたくさんいます。そんな中、妊娠できて、無事に娘を出産できたことは私が頑張ったから以上に、全てのことに感謝したいと思います。多くの人のサポートがなかったら、妊娠するまでに、きっと挫折して諦めていたかもしれません。

妊娠は決して当たり前にできるものではなく、感謝と奇跡の上でできるものだと、実感しています。

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