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2018/05/17 40代体外受精

不妊治療の気になる費用

不妊治療と聞くと、治療費が高いというイメージを持ちませんか?事実、高いです。なぜ高いかというと、高度医療の治療にステップアップすると、健康保険が適用されず、自費診療になるため、治療費が高くなるのです。不妊治療の何がどう高いのか、ご説明しましょう。

まず初めに、治療費は病院によって異なるということを、覚えておいてください。また地域によっても、かなりの差はあります。例えば、コーヒー1杯飲むだけでも、都心と地方では値段がかなり違いますよね。それと同じです。

そして、実際、不妊治療をする前に、自分が不妊であるのか、不妊検査を行わなければなりません。その検査の全てに健康保険が適用されるとは限りません。検査はもちろん任意ですが、検査をしなければ、担当医師も的確な治療をすることはできないでしょう。

まず検査は、不妊の原因を調べる検査と排卵時期を特定する検査があります。もちろん不妊検査は女性だけ行えばいいものではありません。不妊の原因の半分は男性にもあるのです。そのため、男性も不妊検査を受ける必要があります。

女性側の検査は

  • 超音波検査(エコー検査)
  • 各種ホルモン検査(血液検査)
  • 子宮卵管造影検査
  • 通気検査
  • 腹腔鏡検査
  • フーナーテスト
  • 抗精子抗体(血液検査)
  • クラミジア検査

男性側の検査は

  • 精液検査
  • 精巣検査
  • 各種ホルモン検査

病院や検査内容によって、値段は変わりますが、1つの検査に8,000円から20,000円ほどかかります。

男性の場合、人工授精を行う際、採取した精子を洗浄するため、その際に精子の運動率や数を確認することが出来ます。不妊治療を始めた場合、最初はタイミング法を5~6回行いますが、そこで妊娠しないからと言って、男性も不妊検査を受けることは、ほとんどありません。人工授精にステップアップして、精子を採取した時に、男性に不妊の原因があるか否か、分かる夫婦も少なくはありません。事実、私たち夫婦がそうでした。

そして、一般的に、不妊治療センターでは、男性の不妊治療は行いません。男性不妊の場合は泌尿器科に通院することになります。

いよいよ不妊治療が本格的にスタートしました。不妊治療は大きく分けて「一般不妊治療」と「高度不妊治療」の二つあります。一般不妊治療ではタイミング法や人工授精が行われます。そして高度不妊治療では、体外受精や顕微授精が行われる治療のことです。一般不妊治療と高度不妊治療の治療費は、どちらも自費診療になるのですが、治療費はとても大きな差があります。詳しくご説明しましょう。

一般不妊治療であるタイミング法は、不妊検査の結果、特に大きな問題もなかった場合に最初に行われる治療法です。超音波検査により排卵日を特定して、担当医師が夫婦生活を持つようにアドバイスを送ることが、タイミング法です。タイミング法の場合、自然周期で行うこともあれば、排卵誘発剤を使用して、卵巣を刺激して行うものもあります。排卵誘発剤を使用しなかった場合は、診察代のみですが、排卵誘発剤を使用した場合は、薬代がかかります。一般的には1周期3,000円~20,000円程度かかります。

人工授精は、男性から採取した精子を洗浄・濃縮し、人工的に子宮内に注入する治療法です。タイミング法を5~6回行っても妊娠に至らなかった場合にステップアップします。精子を洗浄・濃縮を行うことで、より活発的な精子を子宮内に注入することができます。

人工授精の値段は、15,000円から30,000円です。タイミング法に比べて、割高になりますが、妊娠できる確率が高くなるわけではありません。タイミング法も人工授精も、担当医師が超音波検査で排卵日を確認します。精子を人工的に子宮内に注入するか否かの違いなので、妊娠できる確率は、どちらもさほど変わらないのです。ちなみに、1回の排卵で妊娠が成立する確率は約20%と言われています。

高度医療治療は、タイミング法や人工授精の一般不妊治療でも妊娠に至らなかった場合にステップアップする治療法です。

体外受精は、卵巣から取り出した卵子に、精子を振りかけて体外で受精させて、子宮内に戻す(移植)する方法です。そして精子の運動率や数が少なかったり、卵子の受精力が弱い場合は、顕微授精が行われます。顕微授精とは、1個の卵子に1つの精子を、顕微鏡を使って受精させたあと、子宮内に戻す(移植)する方法です。

体外受精と顕微授精は処置のすべてが保険適用外になるため、1回あたり体外受精の場合30万円~60万円、顕微授精の場合は35万円から60万円ほどかかります。

30(35)万円~60万円とありますが、これは体外受精や顕微授精の場合、妊娠に至るまでに、さまざまなプロセスを乗り越えて進めていかなければいけませんし、人によって、使用する排卵誘発剤が違うからです。

まずプロセスとは、以下の通りです。

  1. 排卵誘発剤を使用して、卵胞を刺激する
  2. 採卵
  3. 受精作業
  4. 移植

となりますが、全てのプロセスをクリアできないこともあります。クリアできないには、さまざまな理由がありますが、大きく説明できることもあります。

  • 排卵誘発剤を使用したのにも関わらず、卵胞が思うように育たずに採卵が出来なかった。
  • 採卵したものの、未熟卵であったたため、受精作業を行えなかった
  • 受精作業したものの、受精卵として育たなかった
  • 移植する前に、凍結をした場合、融解した時に受精卵が壊れてしまった

①~④のプロセス内でストップしてしまった場合、次のプロセスに進むことができません。治療もそこで終了となるため、治療費が発生しないのです。

そのため、体外受精や顕微授精には1回の治療に大きな差があるのです。

不妊治療は、〇〇したから妊娠できたという魔法みたいなものはありませんし、高度不妊治療を行ったからと言って、必ずしも妊娠できるわけではないのです。体外受精や顕微授精は、タイミング法や人工授精に比べて妊娠できる確率は上がりますが、それでも30~40%と言われています。高額な治療費を払っても100%の保証はないのです。そのため、高度不妊治療へとステップアップすることを躊躇する夫婦も多いのです。

当然妊娠は年齢が上がれば上がるほど、妊娠率は下がります。しかし、不妊治療をしている人の多くは、いわゆる高齢の人たちです。高齢であろうとなかろうと、1回の治療で妊娠することが出来る人もいれば、5回以上、10回以上やっても妊娠できない人もいます。

あるデータでは、不妊治療を始めて妊娠するまでの期間は、平均25か月だと言われています。そしてかかった不妊治療費はおよそ150万円。

私たち夫婦が不妊治療した期間は、約1年半。その間にタイミング法を数回、人工授精を1回、体外受精を2回、顕微授精を3回行いました。助成金を申請したとはいえ、かかった費用はおよそ170万円。軽自動車が1台購入できる計算です。

しかし、不妊治療にかかる費用は、不妊治療センターに支払うお金だけではないでしょう。私の場合、妊娠するために体質改善が必要だと思ったので、そのためにサプリメントや整体、鍼、ヨガなどに通うための費用、そして、日々に食生活にも気を付けたので、食費もかなりかかりました。それを計算すると、1年半の不妊治療期間で200万円ほどかかったかもしれません。

ただし、不妊治療はお金が出ていくだけではありません。お住まいの自治体によって変わりますが、助成金を申請することができたり、医療費控除もできます。上手に利用しましょう。

不妊治療は高額ではあるため、家計のやりくりが必須となります。夫婦で話し合って、家計に無理のないように、不妊治療を進めて行ってください。

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