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2018/05/17 40代その他

タイミング法から人工授精へステップアップ

不妊治療を始めるというのは、子どもが出来ないという理由から、妊娠するために、いきなり排卵誘発剤を使用したり、ホルモンを投与したりする治療を始めると思っている人がいるかもしれませんが、実は違います。

不妊治療は、年齢、原因、不妊歴などを考慮されて、少しずつ始めていきます。まず35歳以下の不妊治療患者なら、タイミング法から始めていきます。

タイミング法とは、超音波検査で卵胞の大きさを計測して、排卵日を予測して、担当医師が性行為のタイミングをアドバイスするものです。この排卵日予測は、実は自分でも排卵検査薬を薬局で購入すればできるものですが、超音波検査で確認してもらったほうが、確実です。

このタイミング法は、自然周期で行う場合もありますが、患者の希望によっては、内服薬や注射の排卵誘発剤を使用することもあります。お薬を使用することにより、通常は1つしか排卵しないところを、複数の卵子を排卵させることが出来るので、妊娠できる可能性は高くなります。しかし、多胎妊娠する可能性もあります。

一般的にタイミング法は5~6回行われると言われています。それ以上、やってはいけないということはありませんが、5~6回行っても妊娠できないのであれば、今後も難しいだろうと医者が判断をして、人工授精にステップアップするアドバイスをします。

タイミング法は、ほとんどの場合、一般の産婦人科でも行っているので、このタイミング法で妊活をしている人達は、自分が不妊治療をしているとは全く思っていないと思います。

いわゆる「妊活」を行っているのです。病院で排卵を予測してもらったら、ほとんどの人が、ほぼ妊娠できると思っているかもしれません。しかし妊娠に至らないと、すこしずつ焦りを覚えることでしょう。

自然妊娠にこだわらず、妊娠を希望するのであれば、人工授精にステップアップすることを何とも思わないかもしれませんが、自然妊娠にこだわっているのであれば、人工授精にステップアップするのに、躊躇してしまうのは当然でしょう。

不妊治療は夫婦で行うものですが、ほとんど負担は女性が背負わなければいけません。どんなことをしてでも妊娠したいという夫婦であればいいのですが、「人の手を借りてまで、妊娠する必要があるのか」と男性は思ってしまいがちです。「人工授精」の人工という言葉に引っかかってしまうのでしょう。

できれば、夫婦が愛し合って、自然に娠できることが一番の理想形だと、どの夫婦も思うはずです。しかし、待てど待てど妊娠することができないとなると、やはり医療に助けてもらうしかないのかもしれません。

そして妊娠については、厳しい現実があるのです。それは「時間」です。どんな若い人でも、一日一日歳をとっていくのとおなじように、妊娠できる確率も、少しずつ下がっていくのです。タイミング療法を何度も行うのがいけないというのではなく、自然妊娠にこだわることで、女性が年齢を重ねていってしまうと、ますます妊娠しづらくなるのです。

不妊治療の人工授精から、確かに医療の力を借りて、妊娠するために人の手が加わってきます。しかし、ステップアップ治療をためらうことで、妊娠のチャンスを逃してしまうことになるので、5~6回タイミング法でも妊娠に至らない場合は、人工授精にステップアップすることをおすすめします。

では人工授精は、どういうものなのでしょうか。

人工授精とは、男性から採取した精液を、細いチューブを使って、女性の子宮の中に注入することを言います。実は、人工授精は「射精のお手伝い」とも呼ばれているのです。

なぜなら、採取した精液を直接子宮の中に注入するのではなく、精液を洗浄・濃縮して運動率の良いものだけを注入するのです。自然の性行為では、精液の大半は外にこぼれてしまい、元気な精子だけが子宮の中に到達することが出来るのです。人工授精は、自然の性行為に近い形で、精子を子宮に注入することができるのです。

人工受精後、精子と卵子が出会って、受精卵となり、子宮内に着床し、妊娠に至るというプロセスは、自然妊娠となんら変わりはありません。

ただ、人工授精の妊娠率は、決して高くはありません。年齢によって妊娠率は変わってきますが、一般的に5~10%と言われています。どうして低いのかは、現代の医学ではわかりません。どの治療でもそうですが、妊娠に至らなかった原因がわからないので、不妊治療は継続していくのが辛いのです。

もし不妊治療患者が、35歳以上であれば、ステップアップする時期が早まることもあります。ちなみに私は、39歳で始めて人工授精を行いましたが、挑戦したのは1回のみです。

人工授精にステップアップするまでは、ホルモン検査、血液検査など基本的な不妊検査を行いながら、タイミング法を何度もチャレンジしました。私は3~4回だったはずです。

年齢も39歳だったので、すぐに妊娠できるとは思えませんでしたが、大きな期待も持っていました。なぜなら、私の1歳年上の幼馴染が39歳の時に行った、最初の人工授精で妊娠をしたため、私もすぐに妊娠できるだろうと思っていたのです。

タイミング法を何度もトライしても、人工授精にステップアップしても、妊娠に至らなかった時に、妊娠は決して簡単なものではないと悟ったのです。そして、そこから、私の本格的な不妊治療が始まりました。

私は、タイミング法から人工授精にステップアップすることにあまり躊躇しませんでしたが、中には、どうしても自然妊娠にこだわり、ステップアップしない人もいました。しかし、その人も、私が妊娠した翌月に、とうとうとうタイミング法から人工授精にステップアップしたのです。彼女は実に1年以上も、タイミング法という自然妊娠にこだわったのです。彼女の年齢は、当時36歳。36歳であれば、そろそろ妊娠率が、急激に下がる頃です。

36歳にして、タイミング法を1年以上行ったことは、決していけないことではありませんが、何度も医者から、人工授精にステップアップを勧められたそうです。

人工授精にステップアップしなかった理由として、彼女の旦那さんが、人工授精にとても抵抗があり、精液を採取することを、拒んだためです。人工授精・体外受精・顕微授精を行う際、男性が自宅または病院で、精子を採取しなければいけないのですが、男性はこれがとても嫌だそうです。気持ちは分かりますが、妊娠は女性がするものなので、女性の身体が少しでも若いうちに、妊娠をさせてあげたいのであれば、男性は少し我慢して、精子を採取して欲しいものです。不

この点については、夫婦でしっかりと話し合う案件ですし、夫婦間の価値観や絆によっても変わってくるので、必ずしも、男性に「やれ!」とは言えないのです。

不妊治療は、夫婦で協力して行うものなので、どちらか片方が納得していないと、不妊治療の末、妊娠する前に離婚ということになりかねません。実際、不妊治療が原因で離婚した夫婦もいることでしょう。

タイミング法から人工授精にステップアップすることは、決して怖いことではありません。男性が精子を採取しなければいけない負担はありますが・・・タイミング法を5~6回行っても、妊娠できないときは、それ以上頑張っても、妊娠できる可能性はほとんどないと覚えておきましょう。

妊娠できない理由の一つは、老化です。1ヶ月でも早く妊娠できるよう、タイミング法から人工授精にステップアップすることに躊躇しないでほしいと思います。

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