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2018/05/17 40代その他

不妊治療とは

不妊治療は、誰しもが行う治療ではありません。不妊症で悩んでいる人が、行う治療です。では、「不妊症」とはどういう定義なのでしょうか。健康な男女のカップルが、1年避妊をせず性行為を行っても、子どもが出来ない場合、「不妊症」と判断されます。以前までは、2年でしたが、日本産科婦人科学会が2015年に不妊症の定義を1年に短縮しました。

避妊をしていないのに、妊娠できない夫婦はたくさんいます。しかし年齢によっては、不妊治療を行わない人たちがいます。それは一般的に、20代の若いカップルでしょう。実は私の妹夫婦がそうでした。彼女は26歳で結婚をしましたが、妊娠をしたのは3年後の29歳の時です。

彼女は特に何も考えていなかったそうです。排卵日を予測してタイミングを取ったこともありましたが、妊娠には至りませんでした。そして子どもができなかった3年間、自分を不妊症だと思ったことはありませんでした。しかし、もし彼女の年齢が35歳以上であれば、話は違ったかもしれません。妹は第一子を妊娠した後、3年後に第二子を妊娠しています。それは、希望通りだったようです。

20代の若い夫婦は、すぐに妊娠に至らなくても、よほど何か原因がない限り焦ることはありません。いずれできるでしょうと、軽く考えていることが多いです。結婚して、すぐに子どもが出来なくても、夫婦の時間をたくさん楽しもうという余裕さえあるのだと思います。

いわゆる、時間的と精神的余裕があるのです。

しかし30代に入ると、同じようなことは言っていられません。30代の夫婦が1年以上も子どもが出来ない場合は、何か不妊の原因がどちらかにあるのかもしれないと、疑うはずでしょう。

では、どういう人が不妊治療を行うのでしょうか。不妊治療を始めるのに、年齢は関係ありません。何歳であろうと、子どもが欲しいが、全然妊娠することができない。と悩む人が不妊治療センターの扉の戸を叩きます。

実際、私の不妊仲間には、26歳~39歳までいました。誰しもが不妊治療を行わずに、妊娠を希望すると思いますし、まさか自分が不妊治療をするなんて、と思う人も多いと思いますが、私が不妊治療センターに通って、一番最初に感じたことは、「こんなにも不妊治療をしている人がいるんだ」ということでした。

また、出産した後にも、「この子は、体外受精でできた子なんだ」という人がたくさんいるということを知りました。

最近は、クラスに1人は、体外受精で生まれた子どもがいると言います。それほど、不妊治療をしている人が多いという現実なのでしょう。

不妊治療は、はっきり言って、時間とお金がかかります。そのため、忍耐が必要です。不妊治療には、色々ステップがあります。

  • タイミング法
  • 排卵誘発剤
  • 人口授精
  • 体外受精(顕微授精)

です。まず不妊治療センターに通い始めると、いきなり治療を始めるのではなく、ホルモン検査や血液検査などの基本検査を行います。そこで問題がなければ、より妊娠しやすい日を超音波検査で予測して、タイミング法を行います。

タイミング法であれば、排卵検査薬を自分で購入して自分自身で出来そうですが、やはり超音波検査で確認してもらったほうが、より確実です。

このタイミング法は、普通の産婦人科でも確認してもらえるので、ここまでは、自分が不妊症とあまり思わず、軽い気持ちで、病院に通うことが出来るでしょう。

しかし、排卵日を予測してもらってタイミングをしっかり取っても、必ずしも妊娠できるとは限りません。タイミング法を6回ほど行っても、妊娠至らない場合は、排卵誘発剤を使用します。排卵誘発剤とは卵巣を刺激して卵胞を多く成熟させる薬です。通常は、1個の卵子しか排卵しませんが、排卵誘発剤を使用することにより、複数の卵子の排卵が可能になります。

排卵誘発剤を使用しても、結果が出ない場合に人工授精、体外受精(顕微授精)へとステップアップしていきます。健康保険が適用されるのは、タイミング法で使用する排卵誘発剤までです。人工授精からは、健康保険が適用されないため、自費診療になります。

不妊治療の費用が高いと言われるのは、自費診療だからなのです。

住んでいる地域の自治体によって異なりますが、健康保険が適用されない不妊治療には助成金を申請することが可能です。完全にカバーすることはできませんが、あるだけでも、ありがたい助成金です。

先ほど、不妊治療は忍耐だと言いましたが、それは特に体外受精(顕微授精)を行っている不妊治療患者に向けての言葉です。体外受精(顕微授精)は人工授精でも結果が出ない人が行う治療ですが、治療費が人工授精よりもかなり跳ね上がります。値段は病院によって変わりますが、1回の体外受精で45~55万円です。もちろん、それ以上の病院もあります。

私は、第一子を妊娠するまで5回の体外受精を行いましたので、助成金を申請しても、軽自動車1台分の費用が掛かりました。

1回の体外受精で、ハイブランドのバッグがいくつも購入できるほどの費用を支払っているのに、結果が出ないのは、とても辛いものです。誰のせいでもありませんが、主人にはとても悪い気持ちになりました。

体外受精を行っても、必ずしも良い結果が得らないかもしれないという不安を持ちながら、治療を行うのは、決して良くないかもしれませんが、不安で仕方ないのです。しかし、嘆いていても始まらないので、自分にできることを全て行いました。生活環境に気を付けながら、食事に気を付ける。更にサプリメントをとって、鍼や整体に通うという日々が1年半続きました。

1周期でも無駄にしたくない。1ヶ月でも早く妊娠して、お母さんになりたい。の一心で、

自分にできることは全てやったつもりです。不妊症は病気ではありませんが、病気で通院をしている人と同じように、担当医師に頼ってばかりだけではいけないのです。何か自分で努力をしなければいけないのです。高い治療費を払いながら、妊娠しにくい身体のままでは、効果が得られるはずがありません。冷え性だった私は、とにかく身体を温める努力をしました。

不妊治療は私にとって妊活でしたが、一般的には妊活は不妊治療とイコールではありません。妊活は自分自身で行うもので、不妊治療は医者に頼るものだからだと私は考えます。

妊活も、サプリメントを購入したり、体質改善のために、ヨガを習ったりジムに行ったりなど、お金がかかりますが、妊活は自分の身体の健康にために良いことです。しかし不妊治療の目的は「妊娠」のため、身体の健康は関係ありません。しかし、健康な身体でなければ、妊娠できたとしても、マタニティライフで何か支障が出てくるかもしれませんから、健康な身体作りである妊活は、やはり不妊治療には必要不可欠です。

一般的に、不妊治療を始める人たちは、35歳以上の人が多いと言います。それは、35歳頃から、妊娠できる確率がガクンと下がるからです。妊娠は高齢になればなるほど難しいものです。

20代の若い夫婦であれば、高い費用を払って不妊治療をすることは、必要なのかをよく夫婦で話し合う必要があります。しかし30代後半は、一日も早く不妊検査を受けることをおすすめします。高齢だからといって、妊娠できないわけではありませんし、不妊治療したからといって、必ず妊娠できるという保証は残念ながらありませんが、何も対策を取らず、ただただタイミングを取っての妊娠は、難しいということを、しっかりと頭に入れておかなければいけないでしょう。

私の経験上では、38歳以上であれば、迷わず不妊治療センターに通うことをおすすめします。

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