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2018/05/17 40代その他

20代30代40代の不妊治療

不妊治療は高齢の人が行う治療だと、思っていませんか?私が治療をしていた時期は30代後半でしたが、そこで知り合った、不妊仲間の中には20代もいれば、30代もいました。

40代はいませんでしたが、私は治療中に40代になってしまったので、つまり、20代、30代、40代と不妊治療をしている人は、いるということです。

しかし、20代、30代、40代とでは、不妊治療の治療内容は異なります。それは、年齢が関係あります。ではどう違っているのか説明していきましょう。

妊娠をするためには、卵子を精子が受精して子宮に着床しなければいけません。妊娠できない人の原因は、さまざまあるため、不妊の原因を1つに取り上げることはできません。

不妊治療で一番大きな壁はやはり「年齢」です。妊娠は、若ければ若いほど妊娠しやすいのが、現実です。

女性が妊娠する能力は20代の後半がピークと言われています。そこから、どんどん確率が下がっていくため、年齢が若ければ若いほど、妊娠しやすいということになります。

不妊治療を始めると、いきなり体外受精や顕微授精を行うことはほとんどありません。まず一通りの不妊検査を行ってから、タイミング法、人工授精、体外受精(顕微授精)とステップアップしていくのですが、不妊治療している人が、30代後半であれば、早急にステップアップしていくことを、担当医師からすすめられるでしょう。しかし、20代であれば、そのようなことはないでしょう。

通常、人工授精は6回ほど行って、それでも妊娠に至らなかった場合にステップアップをします。ただ体外受精や顕微授精は、健康保険が適用されず、多額の治療費が必要になります。不妊患者の多くは年齢関係なく、すぐにでも子どもが欲しいと思っているはずですが、20代の若い不妊治療患者だと、経済的余裕があまりないため、すぐに体外受精を希望する人が多くはありません。

不妊の原因が明確になっており、体外受精でなければ妊娠できないという状態なら、仕方がありませんが、若い不妊患者は、頑張って体質改善をしたら、タイミング法でも自然妊娠できるかもしれないという希望を持つことが出来ます。

その反対に、30代後半の不妊患者は、一周期ですら、無駄にできません。妊娠するために、体質改善は必要だということは分かっていても、すぐ改善できるわけでもなく、何もアクションを起こさないまま、時間だけが過ぎていくことが、非常に虚しく思えるわけです。

そのため、私は1回目の人工授精の結果が陰性だった後、すぐに体外受精にステップアップしました。多額の費用はかかってしまうかもしれないけど、子どもができず時間だけが過ぎていくことだけは避けたかったからです。1ヶ月でも経過してしまえば、卵子の年齢は老いていってしまう。少しでも若いうちに、妊娠したかったため、短期間の間に、何回もの体外受精を行いました。

本来なら、妊娠結果が陰性だった場合、身体とメンタルを休めるために、少し不妊治療を休憩したり、妊活を少しやめてみるという必要があったのかもしれませんが、休めば、その分、年齢を重ねてしまう。私には、不妊治療を休憩するという選択はありませんでした。

その点、20代や30代前半の不妊患者は、「休憩」することが可能です。むしろ、一度何も考えず、楽しく人生を過ごしていた時に、子どもを授かったという話をよく聞きます。

私の不妊仲間の一人は、26歳で、不妊の原因は「多嚢胞性卵巣症候群」でした。人工授精も数回行い、体外受精にステップアップしても、妊娠に至らない。少し気が滅入ってしまったので、旦那さんと東南アジアに旅行に行ったところ、自然妊娠することが出来ました。

あれだけ、不妊治療を頑張ったのに、まさか自然妊娠が出来るなんて、夢にも思っていなかったと、喜んでいましたが、26歳という若さだからゆえに、できたことだと、私は思います。

妊娠は個人差がありますが、高齢になればなるほど妊娠しにくくなります。自然妊娠の場合、25歳から30代前半は25~30%、30代後半は18%、40代前半は5%、40代後半は1%というデータがあります。

妊娠できたとしても、生まれてきて赤ちゃんが、染色体異常で健常者として生まれてくることができなかった、という確率もやはり高齢出産のほうが、若い人の出産よりも、高いのも事実です。

最近では、女性が社会進出をして晩婚化が進んでいるため、自然に妊娠・出産する年齢も高くなっています。しかし、女性の身体の構造上、妊娠するために一番良い時期というのは、20代なのです。私は、20代の頃、結婚や妊娠など全く考えたこともありませんでしたし、いつか結婚して、小作りをしたら問題なく普通に妊娠できるものだと、安易に考えていました。35歳を過ぎたら、妊娠する確率はぐんと減るという事実は、不妊治療をし始めてから知ったのです。

そもそもどうして高齢になると、妊娠しにくくなるのでしょうか?それは「卵子の老化」です。卵子も細胞の一種のため、お肌と同じように、少しずつ老化していきます。高齢になると、卵子の数が減り、老化していくため、卵子の質が低下していきます。卵子は、胎児の時から、胎児の時に約700万個をピークに、少しずつなくなっていきます。出産時には約200万個、思春期の頃には約30万個にまで減少し、さらに1回の月経でおよそ1000万個の原始卵胞が減少されるといわれています。

卵子の質は、20代後半から少しずつ低下が始まり、35歳を過ぎたあたりから、卵子の老化が急激に進行し始めます。妊娠するために必要な卵子の質が低下してしまうため、せっかく精子と出会っても、受精することが出来ず、妊娠することが出来ないのです。

また高齢になると、子宮筋腫や子宮内膜などの病気が発生しやすくなるため、妊娠しにくくなってしまうのです。

若くて、健康なカップルでも、妊娠しやすい日に夫婦生活を行っても、妊娠できる可能性は100%ではありません。ただ高齢のカップルよりも、はるかに妊娠できる確率は高いです。

そうなのです、妊娠は確率の問題なのです。

若いからといって、必ずできる。高齢だから絶対にできない。とは言えません。若ければ、高齢よりも妊娠できる確率が高くなるということです。

では体外受精を行った場合の確率はどうでしょう?体外受精は、人工的に精子と卵子を受精させて、その受精卵を子宮に移植することです。妊娠率は、20~40%のため、自然妊娠よりは確率は上がりますが、やはり100%ではありません。当然ここでも、卵子の年齢は重要なものになってきます。卵子の質が良ければ、体外受精でも妊娠する可能性は高いのです。

体外受精の年齢別の妊娠率は、30代前半38%、30代後半30%、40代前半16%、40代後半3.6%となります。自然妊娠であろうと、体外受精であろうと、やはり卵子の質が、妊娠には大切だということはデータを見るとよくわかります。

不妊治療を始めるなら、1日でも早いほうがいいです。20代でも妊娠できない夫婦はたくさんいます。20代のため、時間的余裕があるから、そのうちそのうちと言っている間に、30代に突入して、どんどん妊娠しにくい身体になってしまいます。

結婚して1年経っても子どもが出来ないと不安に思っている人は、早く不妊治療を始めましょう。不妊の原因をいち早く知ることが、不妊治療の第一歩です。不妊治療患者の年齢はさまざまです。時間を無駄にしないよう、できるだけ若いうちに妊娠・出産をしておいたほうたほうが、色々な意味で身体が楽ですよ。

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