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妊活のスタートラインにも立てていなかった私の妊娠への軌跡

「子どもが欲しい」

妊活をスタートしたのは、結婚から半年後の29歳の頃。

そんなに乗り気ではない主人を半ば強引に説得しスタートさせました。

昔から子どもが大好きな私は、早く主人との子どもが欲しかったので、すぐに基礎体温をつけ始めました。排卵日がいつか知りたかったからです。つけ始めてみると「高温期って何?」状態でした。グラフはガタガタで高温期があっても数日だけ。測り方が間違っているのかと説明書を見返しましたが、間違っていません。排卵日がいつかわからないし、このままでは妊娠出来ないのではと焦りました。

社会人になってから、ずっと生理不順で生理の周期は30日〜58日。基礎体温のグラフがガタガタなのも納得です。妊娠出来る体なのか病院で調べてもらおうと思いました。

産婦人科へ

病院に行くことに全く抵抗が無かったので、不妊治療をしているとホームページに書いてある産婦人科に行きました。

血液検査をしてもらった結果、ひとつだけ問題がありました。検査をしたことのある方ならわかるかと思いますが、LHとFSHが逆転していたのです。LHとは黄体ホルモンのこと。FSHは卵胞刺激ホルモンです。これが逆転しているという事は、多嚢胞性卵巣症候群であるということでした。

ショックではありましたが、原因がわかったのであれば改善すればいいのだと、妊娠に近付けたような気がして、とても前向きに産婦人科に通い始めました。

多嚢胞性卵巣症候群は排卵障害なので、排卵誘発剤を飲んで、いつ夫婦生活をもったらいいのかお医者さんからタイミングを教えてもらうことにしました。

温度差

夫婦仲はとても良かったのですが、妊活のこととなると消極的な主人。

子どもは欲しいけど、自然に出来るよと、私の多嚢胞性卵巣症候群のことを話してもあまり関心がないようでした。

結婚してからの夫婦生活は月に1回あれば良い方で、結婚前は週に1回はあったのに何故だろうと本気で悩みました。

病院から教えてもらったタイミングの日も「眠い。今日は疲れてるから。なんで今日じゃないとダメなの、明日でもいいじゃん」と、毎月同じことで喧嘩していました。何度布団の中で泣いたかわかりません。

赤ちゃんが欲しいのに、そのスタートラインにも立てていないのかと絶望的な気持ちでした。

病院に行って排卵誘発剤を飲んでも、結局タイミングが取れない。心が折れ、病院に行く意味がないと通うのを少しお休みをしました。

まわりの目

主人との温度差でどうにもならず気持ちだけが焦っていた頃、私より後に結婚した子からの妊娠報告や、主人の兄弟からの妊娠報告が続き、義両親からは子どもは?とっても可愛いから早く産んだ方がいいよ!○○の所は子どもがいないから色々と気を使っているんだよ。などと毎回言われ、とても辛かったです。

こんなに子どもが欲しいと思ってるのに、私にだけ言わないで!主人がもっと協力してくれたら今頃妊娠しているのかもしれないのに。。と悲しい気持ちでいっぱいでした。

主人の変化

そんな状態が1年半も続いた頃、主人が転職し、精神的に落ち着いたからなのか妊活に前向きになってくれるようになりました。

今まではタイミングを取りたいことを伝えても喧嘩ばかりだったのが、よし!一緒に頑張ろうと変わったのです。

とってもとっても嬉しかったです。

それと同時に、妊娠出来ないことをタイミングが取れないせいにして、自分の体のことは病院任せにしていたのを改め、自分の体を知ること、体質改善を始めました。

妊娠への道

多嚢胞性卵巣症候群と診断を受けていながら、あまり真剣に考えていなかった一年間。ネックレスサインがあるわけではないし、誘発剤を飲めば排卵するし、血液検査の結果が少し悪いだけだと、軽く考えていました。

自分の体とちゃんと向き合おうと思った時に、病院での卵胞チェックの時にいつも左側からしか排卵していないことに気がついて、改めてインターネットで調べてみました。

片側からしか排卵しないことへの答えは出ませんでしたが、多嚢胞性卵巣症候群と糖尿病が関係するのではないかという記事を見つけて、「えっ!」と衝撃を受けました。

糖尿病の家系なので、それが原因になっているのかもしれないと思いました。

糖尿病治療薬が有効だと書いてあったので、近くで受けられる産婦人科はないか探しましたが、フルタイムで仕事をしていたので通うことは出来ず、突破口が見つかったような気がしましたが、なかなか上手くは行きません。

今度は糖尿病について調べてみると、糖質制限食が良いとわかりました。炭水化物が大好きなので辛かったですが、主人との赤ちゃんを授かって無事に出産するまでは頑張ると決めて、糖質制限を始めました。

病院

体質改善と同時に、思い切って病院を変えることにしました。

多嚢胞性卵巣症候群の診断を受けた病院は、産科も婦人科も地元では有名で、通っている方がたくさんいました。不妊治療もしていましたが、とにかく待ち時間が長く、受付から会計まで3時間はかかっていました。

タイミングも上手く取れず、待ち時間も精神的に辛くなってしまって通わなくなっていました。

やっと主人と妊活への足並みが揃った時、もう一度病院に行こう!と決めました。

以前通っていた所より、不妊治療に力を入れている病院に行きました。

そこで出会った先生が私にはとっても合っていました!選択肢をくれ、私の意見もしっかり聞いてくれるとても良い先生でした。

排卵誘発剤も二種類ほど見せてくれ、どちらが良いか聞いてくれたり、今の私の体のことも細かく丁寧に説明してくれました。

こちらの病院でも多嚢胞性卵巣症候群の診断は変わらずでしたが、良いお医者さんに出会えたことが何よりも嬉しかったです。

流産

体質改善をし、病院も変えて頑張ること3ヶ月。ついに妊娠する事ができました!!

間違いなく今まで生きてきた中で一番嬉しいことでした。主人もとても喜んでくれて、検診が待ち遠しくて仕方なかったです。

3回目の検診。妊娠8週3日、赤ちゃんの心拍が確認出来ず流産してしまいました。

何も問題がなければ、検診後母子手帳をもらいに行く予定でした。悲しくて悲しくて、初期の流産は染色体異常がほとんどであることはわかっていても、赤ちゃんをお腹の中で満足に育てることもできない、なんてポンコツな体なのだろうと自分を責めました。

あきらめない

流産から情緒不安定になり、ふさぎ込んでいましたが主人の支えもあって、2ヶ月後初めての生理が終わり妊活を再開しました。

今までよりもストイックに絶対に妊娠する!と決め、できる限りのことをしました。

そのかいあって、妊活再開した周期に赤ちゃんを授かることが出来ました。無事に出産し、生後半年すくすく成長中です。

頑張ったこと

ウォーキング

事務職だったので仕事中は座ってばかり。血流を良くすること、子宮内膜をふかふかにするために出勤前・昼休み・帰宅後とウォーキングしていました。

平日は6000〜7000歩、休日は12000歩は歩いていました。ジョギングしていた頃もあったのですが、逆に排卵が乱れてしまいました。

体を温める

毎日湯船に浸かること。足首がいつも冷たかったのでレッグウォーマーをし、仙骨あたりにホッカイロを貼っていました。飲み物は温かいもの、又は常温のものを飲んで、とにかく冷やさないように気をつけていました。

自分の体を観察する

排卵に向けての、おりものの状態や薬を飲んでどのくらいで排卵になるか、生理が来たらいつが排卵だったのか照らし合わせるなど、とにかくメモをしていました。病院に通っていましたが、毎日行けるわけではないので、お医者さん任せにせず、毎月メモをして、タイミングを取る日を変えていました。

無理をしない

今までは無理をして合わせていたり、本当は悲しいのに平気なフリをしたり、妊娠した友人が羨ましくて仕方ないのに何でもないように振る舞ったり、自分で自分の首をしめるようなことばかりしていました。嫌なものは嫌、会いたくない友達とは会わないと自分に正直にいこうと決めた所、すごく精神的に楽になりました。

最後に

主人との温度差があり、妊活のスタートラインにさえ立てていなかった私ですが、2年間の妊活を経て、無事に出産する事が出来ました。

妊娠・出産は奇跡の連続です。

不妊治療をしたからといって必ず授かれるわけでもない。妊娠出来たからといって必ず出産出来るわけでもない。

勉強と違って、努力したら必ず出来るものでもない。結婚から年月がたてばたつほど、プレッシャーで出口の見えないトンネルの中にいるような気持ちになると思います。

是非ひとりで頑張り過ぎず、色々な人の手を借りながら支え合って乗り越えていけたらいいなと思っています。

この体験談がどなたかのお役に立ちますように。

妊娠を望む全ての方に、赤ちゃんがやってきてくれるよう願っています。

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