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2018/08/11 20代人工授精

妊娠できることが当たり前だと思っていた

私たち夫婦は結婚後も2人の時間をもう少し楽しみたい気持ちがお互いにありました。

子どもができたらできなくなること、仕事や旅行などたくさん2人での生活を楽しみました。

そんな生活が3年続き、周りは年齢的にも出産ラッシュ。

私の姉や友人にも赤ちゃんが生まれました。

赤ちゃんを抱っこさせてもらったとき、その天使のような透き通った顔に心が癒されました。

その日帰宅した後、結婚してから初めて私も自分の子が欲しいと思いました。

その時は正直赤ちゃんの可愛さにそんな気持ちになっただけだったと思います。

でも、その気持ちは日に日に増していき、そろそろ子どもが欲しいねーと旦那に相談。

すると、旦那も私と同じ気持ちでした。

妊活スタート!

私たち夫婦の妊活がスタートしました。

この時は妊活に対して無知だったので、赤ちゃんが欲しいと望めば誰でもすぐできると勝手な思い込みがありました。

まさか自分が不妊だなんて、思いもしませんでした。

最初はスマホのアプリの排卵日予測を頼りにタイミングをとっていました。

数ヶ月経っても妊娠できない現実に、すぐできると思っていた私には少し焦りが出始めていました。

妊活のことを私なりにたくさん調べ、まずは基礎体温を測ることにしました。

基礎体温計を薬局で購入。

これが意外と高くて、良いものだと4,000円近くしました。

朝起きたら体を起こす前にまずは基礎体温。

基礎体温を計ったらグラフに記入する、これが私の毎朝の日課になっていきました。

生理は毎月ほぼズレることなく、正常に来ていたのですが基礎体温をはかり始めると体温がなかなか二層に分かれなかったので、少し心配になっていました。

妊活を始めてから1年が過ぎ、一度病院で診てもらったほうがいいのかな…と思い旦那に相談しました。

旦那は「大丈夫。焦らなくてもきっとできるって。」と私を励ましてくれましたが、あとから旦那に聞いた話ですが、本当は病院に行くことに抵抗があったようです。

私は旦那が励ましてくれたおかげで、少し気持ちを落ち着かせることができました。

簡単にできると思っていたあの日から1年以上が過ぎても妊娠できなくて、本当に焦っている自分がいました。

不安な気持ちが消せず、それが私自身ストレスになっていました。

そのストレスをなくすことができて、私は妊活をしつつも仕事を精一杯頑張りました。

ですがその後半年以上が経過しても妊娠する気配はありませんでした。

不妊治療専門の病院へ…

私は仕事が休みの日に1人で不妊治療専門の病院に行くことにしました。

病院に到着して、まず人の多さに驚きました。

我が子が欲しくて不妊治療を頑張っている人は世の中にこんなにもいるんだ、私もくよくよしていてはいけない、がんばらなきゃ、と励みにもなりました。

診察が回って来たので先生に今までの経緯をお話しして、まずは一般的な不妊の検査を一通りしました。

妊活を開始してから2年近く経っていたので何か不妊の原因があるに違いないと思い込んでいました。

でも検査の結果では、特に異常は見られなかったのです。

そのことに喜んでいると先生から一言。

「原因が分からないということは、これと言って治療法がないということなんです。」と言われました。

不妊の原因が分からないということは、原因不明の不妊に苦しまなきゃならないのです。

また、先生からは「女性に原因があると思われがちですが、男性不妊も多いので旦那さんにも検査をしてもらわないといけません」と言われました。

私は男性不妊という言葉をあまり聞き慣れていなかったので、男性不妊も多いという事実に少し驚きました。

先生が言うように私自身、不妊の原因は女性にあると思い込んでいました。

その日、旦那に病院に行ったこと、検査の結果、男性不妊の話し、などをすべてしました。

旦那も男性不妊という言葉に「まさか、俺は大丈夫だよ」と軽く流して検査を拒否しました

男性にとって不妊治療とは、抵抗があるものなのでしょうか。

男性不妊の検査というのは男性にとってプライドというのか、なにか拒否したくなるものなのでしょうか。

私としては、旦那も不妊治療に協力して欲しい気持ちが大きかったのですが、旦那があまりにも拒否するので進めずにいました。

旦那も赤ちゃんが欲しい気持ちは私と同じだったので、不妊治療には反対じゃなかったんです。

むしろ賛成で、早く我が子を抱っこしたいと嬉しそうに語っていました。

でも、不妊治療って女性が通うもの、不妊の原因って女性にあるもの、という思い込みから男が行くなんてありえないという気持ちだったようです。

女性の私ですらそう思っていたので仕方ないのかもしれません。

不妊治療は1人じゃできない

不妊治療は夫婦で協力しないとやっていけません。1人では不妊治療はできませんよね。

私は、旦那に病院の雰囲気を知ってもらうために付き添いという形で旦那を説得しました。

私はとにかく先生と一度話して欲しいと思ったのです。

病院に向かう途中、何度も「俺、行かなきゃダメなの?」と最後まで嫌そうでしたが、この日病院に行っていなかったら不妊治療は進まないままだったと思います。

病院で先生から話を聞いて、旦那の気持ちに変化があったようで検査を受けることを了承してくれたのです。

また、不妊治療に対しても前向きに協力してくれると言ってくれたのです。

素人の私があれこれ言うより、先生から不妊治療に対しての話をしてもらったことで今の現実を旦那自信が受け止めることができたようです。

帰宅後、今までこの件になると毎回喧嘩をしてしまっていたのですが、今回夫婦でしっかり今後について話し合うことができました。

そして、夫婦で協力して不妊治療を開始することに決めました。

次回の予約時には旦那の男性不妊の検査をしましたが、結果は異常無しでした。

旦那はとてもホッとしていて、今まで検査を拒否していたことを「正直言うと怖かった…ごめん。」と謝ってくれました。

自分が原因で赤ちゃんができないのかもしれないという事実を知るのが怖かったと話してくれました。

そして、前よりもっと前向きに不妊治療に協力してくれるようになりました。

その後、できる検査はすべてしましたが、結局不妊の原因は分からないままでした。

不妊治療を開始してタイミング法を半年。

妊娠する気配がなく、すぐに人工授精へステップアップしました。

初めての妊娠。

人工授精3回目でなんと、見事妊娠!

3回目の結果を聞く日がたまたま仕事の関係で病院に行けず、次の週に病院の予約を取りました。

先生から一言、「おめでとうございます。胎嚢が確認できました。」と。

私は一瞬なんのことか分からず…でも少しずつ実感して抑えきれない涙が溢れました。

これまで長い不妊治療と戦ってきて、今回まさか妊娠しているとは思ってもいなかったので本当にビックリしました。

旦那はまだ仕事中でしたが、すぐに報告しました。

旦那も大喜びで何度も何度も「本当に?本当に?」と確認し、電話越しの旦那の声は私と同じ喜びに満ち溢れていました。

長い妊活生活、長い不妊治療、たくさんたくさん辛い思いをしました。

周りの妊娠出産、親族や友人からの子どもはまだ?という言葉。

私の精神状態は崩れていき、旦那に八つ当たりする日々。

その度に励ましてくれる旦那。

私が一番辛かった時、旦那はこう言ったんです。

「絶対俺たちのところに赤ちゃん来てくれるから大丈夫。こんなに望んでいるんだから。この長い辛い経験があったからこそ、赤ちゃんができた時の感動やありがたみは人一倍大きいよ。」と。

私はこの時、本当にこの人と結婚して良かった…と改めて再確認できました。

そして、この人の子どもを授かることができて本当に嬉しい気持ちでいっぱいでした。

旦那の言った通り、不妊治療をしていなかったら得られなかった思いというものがありました。

この辛い日々があったからこそ、当たり前じゃないんだという気持ちや、赤ちゃんができたと分かったときの感動や有り難みはとても大きいものでした。

その気持ちを忘れずにこれからも、我が子を大切に責任を持って育てていきたいと思っています。

今、不妊治療を頑張っているご夫婦、この経験があったからこそ得られるものがあると思います。

心から赤ちゃんを望んでいるご夫婦の元に幸せが訪れますよう、祈っています。

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