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2018/05/21 30代人工授精

37歳、絶賛妊活中!

いつになったら

私は10代の頃から早く子どもが欲しいと思っていました。そのため、年に1度は必ず婦人科で問題がないか検査してもらっていました。28歳で結婚した時には、30歳には母親になれるかなとなんとなく考えていました。

しかし、現実はそんなに甘くはなかったのです。旦那は1歳下で結婚当初は子作りには協力的でした。でも、ささいなことで喧嘩してしまい、ある時「子どもはいらない」とはっきり言われてしまったのです。ショックすぎて頭が真っ白に!きっと勢いで言ってしまっただけだ、いずれ欲しくなってくれるはず!!と心を落ち着かせ月日は流れていきました。

あれから私から子どもについてふれるのが怖くなってしまいました。はっきりと「いらない」と言われたらもう立ち直れないと弱気になっていたのです。でも周りはどんどんお母さんになっていくし、年も取っていくしで不安だらけ。

そんな中、友達家族と遊んだ時に走り回る子どもの姿を見ていたら自然と「そろそろ子ども欲しいね」と言葉が出ました。旦那からも「そうだね」と。そこから少しずつ妊活を始められるかなという時に別の問題が…仕事が忙しすぎたのです。

有給はたくさんあっても休むタイミングがなく、毎日終電まで仕事の生活でした。休日は、平日できなかったことを片付けてからリフレッシュに時間を費やしていたので、妊活にまわす体力も残っておらず、このままではいつになっても子どもは無理だと感じていました。

ちょうど仕事を辞めようと思っていたということもあり、自分の為に時間を作ろうと決意したのです。

スタート!

まずはネットで近くの病院を探しました。婦人科で検索していたのですがしっくりくるものがなく、近所だから通いやすいと思った病院のページには「不妊治療専門」の文字が…。

「まだ不妊とは決まっていないのに…」とこの時点で気持ちが滅入ったのですが「婚姻関係にある男女が避妊せずに子どもがいない期間が1年続くとそれは”不妊”」と何かのテレビで言っていたのを思い出しました。この時すでに7年…もう立派な不妊であることに愕然としました。

早速、予約を取り病院に行ってみるとそこには大勢の女性たち。失礼かもしれませんが「こんなに仲間がいるんだ」という安心感と「こんなに悩んでいる人がいるんだ」というなんとも言えない複雑な気持ちになりました。

どのような検査をするかは病院のホームページで確認したり、知人に話を聞いてはいましたが、いざ自分のこととなると不安がいっぱい。でも早く治療を始めて赤ちゃんできればいいなという期待もいっぱいでした。

問診票への記入は、年齢や婚姻期間など、現状をあらためてつきつけられた気がして焦りました。

その日は、ホルモンや感染症検査のため採血と子宮頸癌の検査で終わりましたが精神的にかなり疲れたことを覚えています。

治療は始まったばかりですが、ちょうど「コウノドリ」という出産に関するドラマをやっていた時期でもあり、自分がこうなったら乗り越えられるだろうか?と後ろ向きになったり、命が生まれるってなんて素敵なのか私も早く赤ちゃん欲しい!と高揚したり一喜一憂していました。

そして、このタイミングで友達の妊娠、出産の報告。とてもおめでたいことなのに心のはじっこがもやもや。私より後に結婚したのに先に子どもができたことをうらやんでしまったり。SNSの子育てで楽しそうな投稿にはいいねと素直に思えず、テレビで子どもを手にかけてしまった悲惨な事件を見れば、私のところに来てくれればこんなことなかったのにと、全てに敏感になってしまった時期もありました。

その後は先生とお話して早々に人工授精にとりかかることになりました。

通常であれば排卵日を予測してその日にタイミングを合わせる方法からなのですが、私の場合は早く赤ちゃんが欲しかったのでタイミング法はしませんでした。

人工授精となると旦那の精子を検査しないといけません。もし旦那のほうに原因があったらどうしよう…プライドを傷つけてしまうかもしれない、私も責めてしまうかもしれないと不安になりました。

でも意外と旦那はすんなりと協力してくれて検査結果も重大なものではなく、菌が少し入っているので抗生物質で治す程度のものでした。

うまくいかないもんだね

いよいよ人工授精!私は1回でできるんじゃないかな~と軽く考えていたのですが、それは大間違い。冷静に考えれば、ただでさえ妊娠率が下がっているのだから、そんな簡単ではありません。

生理予定日が近づくとだんだん生理前の下腹部痛がしてきたので、あ~ダメかなと思いつつ「生理痛みたいのあったけど妊娠したよ」と友人の言葉を思い出し、できているかもしれない!と前向きでした。そして生理予定日当日、基礎体温ががくっと下がりきっちり生理がきました。みんなが言っていたがっかり感はこういうことだったのか、リセットされるってこういうことか、と身をもって感じました。

期待していただけに想像以上にショックでしたが、できていなかったものは仕方ない。今はタイミングではなかったんだと言い聞かせて気持ちを落ち着かせ、2回目に向けて体調を整えはじめました。

2回目、3回目と続けるうちに生理が来た時のショックは少なくなり「どうせ今回もダメだろう」と赤ちゃんができないことに慣れ始めていました。しかも、排卵のタイミングに合わせないといけないのがとても難しい。予定があって病院に行けなかったり、準備万端で人工授精をしようとしたらすでに排卵後…この時は久しぶりにすごく落ち込みました。看護婦さんに「また1ヶ月待たなくちゃいけないの辛いよね。先生もちゃんと卵胞の状態を見て判断してくれているのだけど、どうしても人間の体は人それぞれだからこうなってしまう時もあるの。ごめんね。」と言われた時には泣くのを必死に我慢しました。誰が悪いわけでもないから受け入れなくちゃいけないんだ。“辛い経験もきっと意味のあること”だと気持ちを切り替え、その日は好きなものをいっぱい食べました。

結局、1月までで4回の人工授精はどれも実を結びませんでした。

もっと早くに始めていればこんなこともなかったのかな。周りのみんなはどうして妊娠できるんだろう。このまま妊娠できなかったらどうしよう。一人でいると後ろ向きなことばかり考えてしまいます。こんなにもうまくいかないもんかと落ち込むけれど、ふとした瞬間に「やっぱり赤ちゃんが欲しい!」という気持ちが強くなって、それには私が頑張るしかない!と奮起する日々の繰り返しを過ごしています。

授かりもの

「赤ちゃんは授かりもの」よく聞く言葉ですが、本当にそうだと実感しています。

きっと、その人にとって一番良いタイミングにできてくれるのではないかと思います。

私の場合、結婚してすぐにできていたらお金があまりありませんでした。2年前にできていたら仕事が忙しい中での退職で職場に迷惑をかけていました。妊娠を素直に喜べていなかったかもしれません。

時間に余裕があって、自分の心と体に向き合うこともできている今がタイミングなんだと思います。妊娠するまでは悲しくなったりやる気に満ちあふれたり、心を振り回され続けると思いますが、赤ちゃんが来てくれることを願って妊活を続けたいと思います。

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