冷凍胚移植当日!後編
我が子をお迎えしました
左にはモニター、天井には我が子(お迎えする胚盤胞)の画像、そして自分は処置台で脚を広げている…という非日常的、異空間という言葉がぴったりの場所で我が子を待ちました。
まずは中を洗浄。
採卵の時はなんだか痛かったけど、今回の先生は全然痛くありませんでした。
年齢的にはかなりのベテランって感じです。
モニターに自分の子宮が映りました。
どういう断面図か分かりませんが、モニターに映る子宮が小さくて、「え、こんな小さい映り方で移植できんの?!」とびっくり。
中に器具が入り、そしてモニターにチューブが子宮に入って行くのが見えました。
感覚としては痛みはなくて、でも中で小さく動くのが分かりました。
先生「では、移植しますよ」
わたし「はい(ドキドキ)」
先生「(部屋の奥に向かって)BL5BBお願いします」
先生の呼びかけ方が、居酒屋の注文みたいで笑いそうになりました。
部屋の奥からスタッフの方が出て来られました。
うわー!いよいよやー!
我が子よ、久しぶりー!
と心の中で我が子に話しかけながらお迎え。
モニターに、もう一本の細ーいチューブが出てくるのが見えました。
さすがに我が子の姿は見えませんでしたが(小さすぎるし)、感動の瞬間。
チューブに我が子が残っていないかスタッフさんが確認してから、
先生「無事に移植できましたよ」
ついに、我が子がお腹に…!!
感動でいっぱいでした。
看護師さん「しばらくそのままお待ちくださいね」
と言われた後、天井の我が子の画像から、星空の画像に変わり、「星に願いを」のBGMが流れました。
え、なにこの感動的なムード!泣きそうだわ。
人前で泣かないわたしは堪えましたが、すごく感動しました。
BGMが終わると
看護師さん「スタッフ一同、祈っております」と優しく声をかけてくださり、またもや泣きそうに。
この感動、自然妊娠では味わえないわー!
ここのクリニックにして良かったと思いました。
リカバリールームへ・お姫様生活
リカバリールームで30分程横になってから、ロールケーキをいただきました。まるでホテルのような待遇。
移植が無事に終わって安心してか、母と喋りまくり。
移植後は痛みもなく普段通りの体調で普段通り動けそうなのですが、ここのクリニックは移植後~妊娠判定日まで自宅で「お姫様生活」を送ることになっています。
つまり安静。激しい運動や重いものを持たず、できるだけ仕事も休んで安静にすること。
内心ラッキーとも思いましたが、家事をおっしゃん(夫)にも手伝ってもらわないといけません。
仕事で疲れて帰ってくるおっしゃんには悪いな~という気持ちもあり、なるべく家事は手抜きにしようと思いました。
次回から移植後~判定日までについて書いていきます。