胎内記憶
流産してから本屋の出産育児コーナーを目にするのが辛くて、本屋さんに行っても出産育児コーナーは通らないようにしていました。
本を見ている人がいると、「あ、あの人おめでたなんだな」と羨ましく思ってしまう自分が嫌でした。
街中で見かける妊婦さんや、芸能界のおめでたのニュースもなんとなく暗い気持ちで見てしまうし、同じ頃に結婚した友人達から妊娠の報告を受けるんじゃないかと思うと、会いたいと思ってもその友人達に連絡できずにいました。
そんな自分が嫌だったけど、最近ようやく心の面でも次の妊娠に向けて準備しようと思えるようになりました。
以前から言っているように、流産したけど前向きに考えよう、とはずっと思っていました。だから気持ちを切り替えて少しずつ行動を変えてきていると思うけど、どこか心が追いついていない部分はあったんだと思います。仕方ないですよね。やっぱり時間が解決するものかな〜なんて思います。
心の面でも次の妊娠に向けて準備する、なんて言っても何をするのかと思うかもしれませんが、私の場合は本を読むことでした。だから本屋さんの出産育児コーナーに行って、妊娠してから慌てないようにと本を読むことにしました。
そのうちの一つがこれ。
産婦人科医の池川明先生が書かれた『胎内記憶でわかった子どももママも幸せになる子育て』です。
胎内記憶について書かれたものです。
私は胎内記憶については前から興味があったけど、あまり深く考えてはいませんでした。妊娠・出産して子供が2~3歳になったころにお腹の中にいたころのことを覚えているか聞いてみようかな、くらいに考えていました。
でも、本ではお腹の中のことより以前の、つまり魂の段階での子どもの記憶についても書かれていました。
本によると、子どもはお母さんを選んで生まれてくるそうです。
信じるか信じないかは自由だと思いますが、私は信じるタイプです。だから「もしかして今見られてるかな」なんて思っちゃったりします(笑)
また、どんな子も意味(プログラム)を持ってお腹に宿り、障害もその子自身が障害になることを選んで生まれてくるといいます。
お母さんを悲しませるために存在する子どもはおらず、みんなお母さんを幸せにするために存在するということ。
つまり、死産や流産もお母さんを幸せにするために魂が選んだこと、というのです。
(この本では流産については初期と中期以降とを分けて書かれていないのですが、おそらく中期以降の流産のことを指すのだと思います。初期流産は身体を整えるためなどといわれるため)
全て偶然ではなく意味があると思うと、本当に神秘的ですごいことだなぁと思います。