2人目の妊活
私達夫婦は春に結婚、秋に結婚式とハネムーン、そしてその後すぐに子作りを開始し1人目は1周期目で授かりトントン拍子でした。
その時は子作りをしたら子どもはすぐに出来、当たり前にお腹の中で育って、当たり前に産まれるとばかり思っていて大きな勘違いをしていました。
自分の知識のなさ…
あとあと、それがどれだけ奇跡だったかを痛感する事となります。
流産を経験
子どもは3人欲しいね、と結婚した時からずっと話していて5人家族は私達の夢でした。
そして1人目が1歳を過ぎた頃から、2歳差で2人目が出来たらいいね、と子作りを始める事にしました。
1人目がすぐに出来たのもあって、またすぐに出来るだろうと2人で思っていたら、本当にまた1周期目で赤ちゃんが私達の所に来てくれました。
検査薬で陽性が出てそのあと産婦人科に受診。
「胎嚢が見えますよ。子宮外妊娠ではないですね。おめでとうございます。」と言ってもらい、帰り道本当に嬉しくて2人で喜びながら「妊娠しやすいのかな?相性がいいのかな?3人目もちゃんと計画してから子作りしないといけないね」なんて今思えば、軽はずみな会話をしていました。
ただ、私はその日もらって帰ってきたエコー写真を見てすぐに違和感を感じていました。
「少し小さい気がする…」
1人目と同じ週数で初診に行ったはずなのに明らかに小さい。
毎月生理は規則正しく来ていたので排卵のズレはあったとしても2.3日程度なはず。
「あれ?悪阻もまだきてない?」と他にも1人目と違う症状に戸惑い、その日から検索魔になり時間があれば、「胎嚢の大きさ、小さい、悪阻」など色々調べていました。
次の検診まで2週間あり、夫にもその不安を打ち明けてみました。
夫は「大きさや悪阻の出方はみんなそれぞれだし、1人目と2人目が違うのもおかしい事じゃないし、心配しなくて大丈夫」と私を励ましてくれました。
でも正直自分の身体は自分が1番分かっていて、嫌な予感が消える事はありませんでした。
不安やストレスは赤ちゃんにとってよくないと分かっていましたが、検診までの2週間は生きた心地がしませんでした。
そして運命の2度目の検診の日…心拍は確認出来ましたが、明らかに弱っている事が自分でも分かり先生にも恐らくこのまま止まるでしょうと言われ、頭の中が真っ白に。
3度目の検診には完全に心拍も止まり稽留流産となり手術を受けました。
赤ちゃんにたくさんごめんねを伝え、たくさん泣きました。
そしてたくさんありがとうを伝え、また私達の所に帰って来てくれる事を信じて、前向きに進む事に努力しました。
2人で取り組んできた事
手術を終え、生理を1度見送ったら子作りを再開してもいいと先生に言われ、術後の経過も良かったため、私達は前向きにすぐに子作りを始めました。
その時から2人で葉酸とマカのサプリを買い夫婦一緒に飲み、私は基礎体温も測るようにしました。
術後は妊娠しやすいと聞いていたのに気付けばもう3回も生理がきている。
手術して体質が変わったのかな?何か問題でもあるのかな?と不安になり、1度産婦人科で診てもらうことにしました。
その時は子宮内の状態や、ちょうど排卵前だったので、卵胞や子宮内膜の厚さなどのチェックをしてもらいましたが、異常なしでした。
先生にはタイミング法で進めていきましょう、と言われその時からだいたいの排卵予測を産婦人科で診てもらい、タイミングを取るようにしていきました。
夫も協力的でタイミングはしっかり取れているはずなのに何度も訪れる生理…
生理1週間前くらいから、そわそわして「基礎体温が二段階になってる!」とか「織物がいつもと違うからもしかしたら!」とか微妙な変化に敏感になっていました。
そしてトイレに行くたびに出血していないかの確認やトイレに行って出すと一緒に出血するんじゃないか、という不安でトイレに行きたくなくなったり…
一喜一憂の日々がとてもストレスとなり夫にぶつかってしまうこと何度もありました。
気付けば6周期目で、先生から卵管造影検査を進められて受けることにし、夫は精子検査を泌尿器科で受けることにしました。
結果はお互い問題ありませんでした。
少しほっとするのと同時に「じゃあどうして出来ないの…」という不安が出てきました。
なかなか授からない人からしたらたった半年…
そう思う人もいると思いますが、妊活をしている人からしたらそのたった半年はとても長くて1年出来なかったら不妊症と言われているので、そのリミットが近付くにつれ焦りを感じどんどん子作りが義務化になり楽しめなかったり…
本当に悪循環な妊活を送ってしまいますよね。
私は結局8周期目に黄体ホルモンの血液検査をして、数値的に標準内には入っているけど、その中でも低めだった為、排卵後に黄体ホルモンの補充の薬を飲み始めました。
9周期目の排卵後、初めてその薬を飲むと、薬の影響なのかいつもより高温期が安定していて、体温も少し高めでした。
でも期待してもいつも裏切られて落ち込んできたので、考えないようにしていました。
結局薬のおかげだったのか、タイミングが良かったのか、今までの努力が実ったのか、分かりませんが、その後生理が来ることは無く、念願の妊娠へと繋がりました。
結局私達が取り組んできた事は
- 葉酸とマカの摂取
- 基礎体温を測る
- 排卵検査薬でだいたいの排卵を予測
- 産婦人科にて卵胞と子宮内膜のチェック
- 排卵に合わせてタイミングを最低3回取る
- 卵管造影検査
- 精子検査
- 血液検査
- 食事の見直し
- 適度な運動
- 身体をなるべく温める
- 子宝の神社に行きお参りする
- 妊娠ジンクスを試してみる
(プーさんの人形やベビーシューズを玄関に置くなど) - 毎日寝る前にふたりで神頼みをする
私達は「出来る事はなるべくしたいね」と話していて、色々妊活について調べたり行動に移したりしてきました。
妊活は2人で向き合い頑張る事に意味があると改めて思いました。
幸せの涙
流産を経験し、本当に辛くて悲しくて泣いてばかりの日々でした。
ふとした瞬間に思い出して涙したり、タイミング悪く周りでは妊娠ラッシュだったり…
そしてなかなか授からず精神的にも参っていましたが、9周期目に念願の陽性反応を確認し産婦人科でしっかり心拍が確認出来た時は声を出して泣きました。
その日は夫の誕生日でした。
赤ちゃんはきっとこの日に来る事を決めてくれていたのかな?
本当に嬉しかったです。
この時をずっとずっと待ち望んでいたので、これ以上にない幸せを感じる事が出来ました。
辛い経験をした分、そしてなかなか授からず妊娠をする事は本当に奇跡なんだと気付いた分、今回の妊娠は3度目の中で1番幸せでした。
妊活はいつまで続くのか、そして授かる日がくるのか、と不安に押しつぶされる時もあると思います。
他の誰かと比べたり、周りから子供は?2人目は?と聞かれプレッシャーを感じたり…
私は誰かに相談したかったけど、言いにくかったり、この悩みを理解してもらえるのかな?と不安に感じたり「まだ若いから大丈夫!」なんて言われるのも嫌だったりで、なかなか打ち明ける事も出来ず苦しかったです。
子作りは楽しい事ばかりだと思っていましたが、実際辛い事の方が多かったりしますよね。
皆さんも辛い事の数の方が多いかもしれませんが、授かった時の嬉しさは、数の多さよりもその大きさは他と比べる事が出来ないくらい大きいです!幸せです!
なので苦しい時しんどい時沢山あると思いますが、いつか嬉し涙を流せる日が来ると信じてパートナーと一緒に頑張って下さい。
皆さんも幸せの涙を流せる日が訪れますように…!