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遅めの妊活始めてみました

初めまして結婚生活7年目、妊活生活約5年の主婦です。

これはかれこれ通算5年くらいになる私の、妊活生活の最初の1~3年の体験です。

夫(42歳)妻(37歳)縁合って偶然出会い、そしてすぐに意気投合し、交際半年目にはプロポーズ。そして一年後には入籍といわゆるスピード婚でした。

妊活スタート準備

私達は入籍後すぐに婚活をスタートさせました。まず手始めに係りつけの婦人科で診察を受けて主治医に紹介状を書いてもらい地元で評判の不妊クリニックへ早速予約の電話を入れました。すると予想しなかった返事が返ってきたのです。

なんと一番早くても半年以上待ち! 思わず電話口で「マ、マジですか?」と言ってしまいました。笑。そうは言っても予約を入れない訳にもいかず、渋々予約を入れて更に念の為のキャンセル待ちまでお願いをしたところで予約完了の運びとなりました。

とはいえ何もせずに半年ただ待つわけにもいかないので、この日から基礎体温をつけて排卵日を予想してタイミングを計ってみましたが、やはりそう簡単にはうまくいかずに結局気が付けばクリニックの予約日を迎えることとなりました。

不妊クリニックでは、検査(身体測定、採尿、採血等)が行われ次に問診。デリケートな事ですが、これまた意外にあっさり淡々と質疑応答。例えば、月経の事から夫婦生活についてのペースや、最後までする事ができるかどうかってことをググっと突っ込んで聞かれます。(笑)

聞いてはいましたがそれでも少々照れました。そして費用に関してですが、初診の際の検査は基本的に保険適用外です。その為、意外と費用がかかりました。

私の通うクリニックでは、予約の際に初診の費用の事も事前に説明を受けていたので慌てませんでした。

そしていよいよ検査の結果がでるのを待って2度目の来院。検査の結果は私の排卵障害が不妊の原因とされました。正直、心あたりがあったのでそこらへんは特に動揺もなく診断結果を受け入れることができました。

実は、私は不妊の要因のひとつとされる「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」という病状を持っています。そのため結婚前に夫にも告白して結婚後すぐに不妊治療をしたい旨を伝えて承諾を得ていました。

いざ治療方針を決めてTRY

最初に医師から勧められたには“タイミング法”という治療方法でした。

シンプルに基礎体温をつけて排卵日を確定させて夫婦生活を持つという治療法ですが、ここで問題になるのは私の病気。この病気は排卵異常からどうしても月経が不順になりがち、その為に私は毎回5日分ほどの排卵誘発剤を処方してもらい基礎体温のタイミングをみて服用、診察で卵巣の卵の大きさを測定し、排卵のタイミングを見計らい、医師の指導の下に夫婦生活を持ちました。

そしてその後は近日中に来院をし、より高い確率で子宮に受精卵が定着するように黄体ホルモン剤を服用しました。

私の場合は特にホルモン剤の副作用はなかったものの、若干の喉の渇きと体がなんとなく丸みを帯びてくる事はありました。

そんな妊活生活を2ヶ月、3ヶ月、半年と月日は流れ気がつけばあっという間に治療を開始してから2年。タイミング法もおそらく10回は超えていました。

そんな頃でした私にもやってきたのです。アレが…。アレですよ。話題の

気づいたら“妊活うつ”

当時、“うつ”なんてそんな言葉も知らなかった頃に、今から振り返ればあれはつらかったなと思いだされます。

最初はちょっとしたことからでした。例えば、友人や知人のおめでたの話を聞くと心にちょっとしたささくれができるような、なんとなく心からの祝福が言えなくなりました。なんだか作り笑いにみえていないかと周囲の目が気になりだしました。

そして次に通院の日の前日などに、なんだか落ち着かなくて寝つきが悪くなりました。また診察を待っている時になんだかとても緊張したり、帰り道に急に涙があふれて止まらなくなったりする時もありました。

自分の不調にどこか不安を抱きつつも、誰にも相談できずにいること数か月。今までのほとんど何も聞いてこなかった夫から、病気の事や通院の様子などを細々聞かれました。どうやらその頃には、家でもちょっとしたことでずいぶんと感情的になったりしていたようです。苦笑。

夫からの提案もあり、しばらく妊活を休もうとしていた頃でした。

友人に誘われて偶然行ったダンスストレッチの体験教室。翌日は恐ろしいほどの節々の筋肉痛に襲われましたが、とにかく夜がぐっすり眠れたのです。

たった1回でしたが、とにかく頭がすっきりしました。そして私は直感しました。妊活を続けていく為、そして心身ともに健康でいる為にもストレッチ教室に通うことにしました。ひとつひとつは家でもできるポーズでも、家でみっちり1時間なんてなかなかできないものです。

また、同世代の女性が集まり毎週ワイワイと、くったくなくおしゃべりをすることでも癒されました。これからまだまだ続く妊活生活の覚悟ができたのも、その頃だったかも知れません。

少しずつでしたが様子を見て家族や友人、当時の勤務先の同僚などに理解してもらえるように、通院していることを隠さずに伝えるようにしました。そうすることで、なんとなくの後ろめたさや息苦しさから解放されていったような気がします。

特にこれといった治療法がない私の持病の場合は、いわゆる「体質改善」を求められます。

ひとくちに「体質改善」と言ってしまえば簡単ですが、では何から手をつけたものか悩ましいものです。

私はまずは経絡を刺激するハリ治療とヨモギ蒸しを再開しました。特にハリ治療は私の体質に合うようで、処方された排卵誘発剤を飲みきらなくても定期的に月経がくるようになりました。(毎回、排卵があるとは別としてですが)ヨモギ蒸しは冷え性解消のための手段でした。

あとは服装にも気を遣いだしました。“冷えとり”にチャレンジです。そして忘れてはならないのはストレス対策!大好きなドライブや旅行、カラオケできる範囲でお財布と相談して楽しみました。最大にして最後の悩みだった、拘束時間の多いシフト制の仕事をひと段落するのを待って思い切って退職しました。金銭的に余裕があったわけではありませんでしたが、ずいぶんと精神的にはほっこり落ち着きました。

働きながら通院をするという行為は健康優良児として育った私にはそれだけでも十分にライフスタイルを揺るがす精神的な苦痛でした。幸か不幸かクリニックは、当時も今も地元では一番優秀な不妊治療の専門院な為、完全予約制にも関わらず慢性的な混雑を強いられます。繁忙期になると時間休をもらうのもままならない当時の職場では肩身が狭く、気がつけば通院も休みがちになっていました。

その為に不本意ではありましたが、夫と相談といて決断をしたのです。でもおかげ様で“妊活うつ”はその頃にはすっかりよくなっていました。

治療をステップアップ

妊活を始めて約3年。タイミング法ではさすがに限界を感じていた頃、主治医から治療のステップアップを提案されました。

とはいえ費用もかかることだったので、夫婦で数か月悩んだのちにお互いの年齢の事を考えてより確率のいい治療に進んだほうがいいのでは?ということで“人工受精”をスタートさせました。

人工授精とは名前に人工とはつきますが、細い管を使って子宮頸管をバイパスし、事前に採取しておいた精子を子宮の奥深くに注入するもので、その後の受精着床は、自然妊娠と同じという治療法です。

クリニックではまずカウンセリングルームで精子の採取提出方法について具体的な説明を受けました。ここからはできるだけ夫婦で通院するようにとも勧められました。

初めてのチャレンジの日、早朝に採取した精子を専用の容器に入れて来院し預けること2時間後、医師に呼ばれていってみるとここでまさかの中止の一言。

預けた夫の精子の運動率、数ともに人工授精をおこなう標準値をだいぶ下回っているということでやむなく中止!!

まぁ、よくよく考えてみればわかることですが、不妊は女性だけの問題ではないのです。

男性にだって要因はあるのですよね。すっかり忘れていました。急遽夫を呼び出し夫婦で診察を受けその日は帰宅。ひとまず医師からは夫の検査をしてみないとはっきりしたことはわからないが、たまたま調子が良くなかったであろうという見解で、当面はビタミン剤と男性ホルモンを増やす薬を服用し、次回のタイミングを待って再チャレンジということになりました。

そして私はというと、より妊娠率が高まるということで「子宮卵管造影検査」を受けることになりました。

もちろん本来の卵管に詰まりや癒着、ポリープなどがないかも調べるためでもありました。子宮口からカテーテルという細い管を子宮の中に入れて、造影剤を注入しレントゲン室にて撮影をするのですが、手術室のひんやりとした冷たい雰囲気と、けっして柔らかくはない診察台それからカテーテルが注入されていく時に、下腹に感じる鈍い痛みや造影剤が注入されるひんやりとした感覚を忘れることはありません。

検査の結果は良好で特に問題なしということでほっとしました。そうこうしているうちに2回目の人工授精にチャレンジとなり、今回は無事に子宮に戻すことができました。

あとは2週間ほど黄体ホルモン剤を服用して過ごし、いよいよ経過観察をなります。

結果は…残念ながら不発に終わりました。人工授精は保険適用外ということで1回のチャレンジで2万~3万円ほど使います。これが毎月の事となると家計にやさしくありません。

いろいろなことを控えつつも体にいいと聞いたサプリメントや子授かりのパワースポットへの外出など、その頃には生活=妊活一色でした。

めげずに2,3回とチャレンジしましたがその都度やはり夫の精子の状態が不安定で治療そのものができたりできなかったりと、自然妊娠でもそうですが子作りはひとりではできないものだと改めて痛感する日々でした。

妊活後の生活の変化

妊活スタート時より生活は一変しました。なるべく控えていたお酒は気が付けばほぼ禁酒状態。

外食も控えめになり、適度な運動にストレスを貯めないようにとたっぷりの睡眠。ちょっとしたアスリート生活。苦笑。格段に健康生活になり、楽しみはときどきの国内旅行や記念日の近隣リゾートホテル宿泊という充実した結婚生活を満喫しております。

おかげさまで妊活を始めたことで、泣いたり、笑ったり、怒ったり、二人暮らしとしては満喫度が高く、他人である夫という生き物を理解するために日々にちょっとした驚きがある刺激的な生活が送れています。

で、5年目か6年目になる現在は体外受精の準備中なのです。ここまでいったら心残りがないようにチャレンジしてみたいと思っていますよ。どきどきですね。

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