結婚後に意識するのは子どもを持つことです。私たち夫婦も軽い気持ちですぐに授かるだろうと考えていました。
30代を過ぎて結婚したせいか、高齢出産に近づいたことで焦りばかり募りました。妻の方が相当精神的に追い込まれたと思いますが、お互いに信頼関係を取り戻した結果、待望の赤ちゃんが誕生することになったのです。
妊活サプリに頼った、私たちの妊活活動を振り返りってみます。
結婚後も供働きで生活リズムが合わない
私たちが結婚したのは33歳で、妻とは同い年でした。私はサービス業の店長職を営み、3店舗の掛け持ちをしていまいした。妻とは同じ会社で知り合い、職場は違いましたが、結婚を機に退社し、パートとして私をサポートしてくれました。
私の仕事は、店舗の営業時間内は常に気が休まらないことが多く、店舗間の移動だけで1時間もかかってしまいます。妻は自宅から近い店舗のみで働いてもらい、人手が足りない店舗へは私が足を運んでいました。
このような状況下では生活リズムが狂い、共働きをしていても、嫁との接点は薄くなってしまいました。
激務のサービス業で日中から深夜まで仕事漬け
私が勤務していたサービス業は、飲食店を全国規模でチェーン展開していましたので、朝は比較的ゆっくりですが、帰宅するのは深夜2時を回ることが多くなりました。同じ業態でも、パート勤務の妻とは勤務時間が異なり、夜は先に妻が寝ていることがほとんどでした。
私は激務のため、週末も休めず、大型連休ももちろんありません。人が休みの時に稼ぎ時となるので仕方ないといえばそうなりますが、3店舗の責任者を兼ねているとどこかで欠勤がでれば、その補てんは店長がしないといけず休日もままならない日常といえました。
妻がパートに変更してもハードスケジュール
私に休みを取らしてもらうために、妻が代わりに休日返上して働いてくれましたが、そのせいもあって、お互いにハードスケジュールとなり、半年に1回ほど、たまに休みが合ってもほとんど寝てしまっているだけのパートナーとなっていました。
同じ職場だけにお互いの苦労を知っている
妻も不満はあったでしょうが、店舗で働く私を知っているので、愚痴をこぼすことはほとんどありませんでした。お互いの苦労を知っているだけに、いずれは人も増えてこの状況も改善されると信じていたのです。当時はまだ子どもが欲しいとはあまり考えておらず、そこまで生活スタイルを変更しようとは強く思いませんでした。
結婚3年が経過して本格的に焦りだす
そんな激動の日常でしたが、結婚して3年が経過すると、すでにお互いに36歳。ここで初産となると、高齢出産になるので、私たちも焦りが生じてきました。忙しかったとはいえ、お互いの体調が良ければ夜の生活もあり、特に避妊も考えていませんでした。
しかし、そろそろ出来るかなと考えていたのですが、3年経っても妊娠の傾向はなく、互いの親から「もう子どもを産んでもいいんじゃない？」といわれる始末。それまでは愚痴をこぼさなかった妻も、いざ妊娠ができないとなると、急に不機嫌になり、私に八つ当たりすることが出始めました。
当然ながら、忙しい私は妻に反論し、恥ずかしながら妊娠出来ないのは女の責任みたいなことも言い放っていました。当時は妊娠できないのは妻側に要因があるかもしれないと思い込んでいたので、私は自分の生活スタイルを改めることはありませんでした。
タバコやお酒もやらないのにどうしても出来ない
私は仕事の合間に、自由に小休憩を取ることができますが、ネットで調べてみると、不妊の原因の内、男性と女性は半分ずつにあると知りました。特に喫煙や飲酒などによる生活環境の悪化は血流を悪くして、精子の量や質に影響することも分かりました。私はタバコやお酒をやらず、野菜もきちんと食べている方なので、原因は自分にないと強く感じていました。
周囲の出来ちゃった婚への焦りと苛立ち
私は仕事上、多くの学生やフリーター、主婦をパートで採用し、共に働いています。その中には彼氏や彼女と出来ちゃった婚をする若者が多数おり、主婦で採用した人の中にも、簡単に妊娠できたという話も聞きました。
なぜ自分たちの間には子どもができないのだろう、と思いましたが、周囲の話を聞くたびに、自分たちには本当に子どもが出来ないのではないかという焦りが募っていきます。また、妻とこの話になれば、お互いに苛立ちを隠せず、文句を言い合い、忙しさもあってストレスが溜まる一方になっていきました。
病院に行って不妊治療に行くこともせず、上司のマネージャーは独身のため、相談するのも気が引けました。一人で悩んでいたので、余計にイライラが募っていったといえます。
サプリメントとの出会い
私の中で妊活というキーワードが出始めたのが、ネットで見かけたサプリメントです。妊活サプリというのがあるのを初めて知りました。
それまでサプリといえば、ダイエットや健康補助がメインだと思っており、ネットで見ても、妊娠に何の関係があるのだろうと不思議に思っていたものです。
インターネットで調べ回る
仕事が忙しくて休みをロクに取れない私には、このサプリが実は有効であることに気付きます。不妊の影響にあるのは、実は男性側にあるというデータもあり、タバコやお酒だけではなく、寝不足やストレスも十分な影響があると知ったのです。
確かに生活環境は悪く、日々の売上や集客を向上させるのに、ストレスは溜まる一方。家に帰っても妻とのケンカになれば、なおさらです。
飲食業を任されている人なら分かるでしょうが、寝不足は当たり前で、休みが取れないので疲れも抜けません。
よくニュースで店長などの激務が紹介されて、残業代の未払い返還や休日取得の奨励が話題になりますが、あれは氷山の一角に過ぎず、むしろ休日を簡単に取得できる方が珍しいといっても過言ではありません。
そんな私の生活リズムをサポートしてくれるのが、この妊活サプリというわけです。
男性に効果のあるサプリを服用
このサプリにはイライラを軽減させるGABAが配合されており、ストレスを緩和してくれます。さらに快眠効果があって仕事で疲れた体で帰宅しても、その興奮状態を抑えてリラックス状態にしてくれますから、快適な眠りに入りやすくなります。
また、マカを配合しているので、男性ホルモンを活発化することが可能です。ストレスで精子が老化現象になるのを防ぎ、良質の精子を作ることができます。
私は、知らない間にストレスで精子が老化現象に陥っていた可能性があると分かりました。確かに寝不足もストレスを溜める要因になります。リラックス効果があるサプリメントで睡眠の質が上がったように感じられました。
健康への気配り
一度サプリを服用すると、妊活だけでなく、健康にも気を遣うようになりました。時間を決めて休憩を取るようにし、食事もタンパク質と食物繊維やフルーツなど、ビタミンを摂取することを心がけました。服用して2週間後には体調が良くなっていることを実感していきます。
妻の方が深刻だった
私は自分の間違いに気付き、妻に正直に謝りました。これまで、妻の方にも原因があるかのような言動もしていたので、かなり傷つけていたのではないかと感じていました。妻は私がこのような妊活サプリを購入していることに気付かず、とても驚いていました。
妻は私に内緒で病院にも行き、体温を細かくチェックしていたのです。私が夜遅く帰宅し、疲れているのを知っていたので、相談することもできず、相当悩んでいたといいます。自分に原因があると思っていた妻は、泣きじゃくってしまい、私に何度も謝ってきました。
その姿を見て、初めて妻の方が深刻だったことに気付き、もっと早く二人で相談していればよかったと後悔したものです。その時は正直なところ、たとえ子どもが出来なくても、妻を一生かけて守っていこうと心に決めていました。
仕事や健康への意識変化が見られた
妻とは、まだ忙しいこの時期はお互いにサプリメントで体調を整えて、一緒に休みを取っていずれは病院で相談しようと約束しました。
私は上司に、「人が増えないと本当に辞めますよ」と半ば脅しのような勢いで、増員を確約してもらいました。
私は仕事で無理をすることなく、出来ない事はパートに任せるようになっていきました。これまで肩肘張って自分で何でもやっていたのが、まるで嘘のように仕事を周囲に振り続けました。
妻との信頼関係も回復し、健康への意識も以前よりも深まっていきました。妊活サプリや健康への改善も、一緒に相談できる相手が身近にいることが何より継続できる証といえます。
待望の妊娠発覚
妊活サプリを飲み続けて2ヵ月になるころ、妻の妊娠が発覚しました。私は2ヵ月で妻は1ヵ月半という期間でしたが、今までの生活環境が大きく改善されたのも効果があったといえます。もちろん、サプリメントの効果があってこそといえるでしょう。
何よりも、妻とお互いに素直になれたことが一番の要因だったかもしれません。
無事出産を終えて、元気な男の子が誕生しました。妻と赤ちゃんに感謝しながら、仕事に精を出していきました。実はこのサプリメントは一時辞めましたが、どうしても2人目が欲しいという要望に、再度サプリメントを飲み続けるようになりました。
無事に2年後の38歳には、母子ともに健康で2人目を出産し、現在は4人家族で頑張っています。