はじめに
「妊活」といえば、子どもを授かることが最終目標。けれど、親としてふと意識するのが子どもの性別ではないでしょうか。
私の場合、授かるなら男の子!という願望がありました。子どもを授かるための妊活なので、正直元気に産まれてくればどちらでもいいじゃないか、という意見もあると思います。
もちろん元気に産まれてくれれば、私も万々歳です。しかし、わんぱくな男の子を育てるのがかねてよりの夢だったので、思い切って産み分けにチャレンジすることにしたのです。
そうは言っても産み分けは想像以上に難しく、確立も100%と言い切れないことから、ちまたではたくさんの情報があふれています。
今回は、実際に私たち夫婦が取り組んだ男の子の産み分け方法について、ご紹介していきたいと思います。
産み分けには体の内側からケアを
産み分けするには、まずは男の子が生まれやすい(Y精子が着床しやすい)環境にしなくてはなりません。そのためには、夫婦ともに体の内側からケアが必要です。
私の場合、2種類のサプリを飲むことから始めました。1つ目が葉酸です。これは胎児を健やかに育むための重要な栄養素で、かつ、厚生労働省も推奨しているように胎児の先天性障害の予防にもなります。そして2つ目がリンカルです。今のところ、なぜ男の子が産まれやすいのか明らかになってはいませんが、2ヶ月以上服用すると、8割の確立で男の子が産まれると言われています。そんなことで、私はこれら2つのサプリの服用を決めたのです。
次にパートナーですが、亜鉛サプリを飲んでもらうことにしました。これは、私の独断と偏見で選んだのですが、亜鉛は性生活をサポートしてくれる強力な助っ人的存在。精子の量を増やしたり、健康な精子を作ってくれたりするのです。精子の質を上げてより着床しやすくするため、パートナーには毎日飲んでもらうことにしました。また、牡蠣は地球上で一番多く亜鉛を含む食べ物、と言われていることから、食事にも多く取り入れました。
最後に、私たち夫婦は食生活について見直しました。もともとパートナーは脂っこい料理が大好きだったため、これではいけないと思い和食中心のメニューに切り替えました。
和食中心でバランスを良くしたうえで、少しだけ肉の量を多めに出しました。これは俗にいう、「肉中心の料理だと男の子」という都市伝説を信じて試してみたもの。結果オーライでしたが、あとで考えると化学的根拠はないとも言われているようなので、効果があったのかどうかは定かではありません。
産み分けするまでに、夫婦それぞれで頑張ったこと
男の子を産むためには、排卵日当日のセックスが大前提。そこで、正確な排卵日を見極め、Y精子が多くでるような環境を整えました。
まず私は、基礎体温を計ることにしました。地道に日々決まった時間に計り、さらに排卵検査薬も使用しました。正直なところ、とても面倒臭いものでした。
排卵検査薬はコストもかかりますし、正直いやになることも多々ありました。しかし、女性の体は思った以上に繊細です。難易度は高めかもしれませんが、数ヶ月続けていくうちに、ガクンと下がる排卵日の予測がつきます。小さな積み重ねがあってはじめて、排卵日を予測できるようになると思います。
次に、パートナーには禁欲をしてもらいました。これは、長く禁欲をすることでY精子が多く作られるためです。医学的根拠もあることから、パートナーには説得して、禁欲をしてもらうよう伝えました。
当初は「え?そこまでするの?」とびっくりした反応だったので、男性側からすれば辛いことだったのかもしれません。私は、あまり無理をさせても悪いなと思い、ゆっくり禁欲してもらうことにしました。いきなり数日間禁欲ではなく、徐々に控えてもらい、結果5日間くらい禁欲してもらったと思います。
そして、私たち夫婦はストレスを溜めないよう努めました。ストレスは、ホルモンバランスに影響を与えかねる脅威な存在。ホルモンバランスは、ただでさえ20代後半から下降すると言われています。
もし大きくホルモンバランスを崩した場合、せっかくの産み分け習慣も水の泡です。週末は気分転換がてら、近場でもいいので、必ず二人でお出かけに行くようにしました。
産み分け当日の過ごし方とは
産み分けする環境は夫婦ともに整いました。あとはいよいよ当日、決戦の日を迎えるまでです。当日なんて関係ないように思いますが、最後まで抜かりなく、です
まず私は、グリーンゼリーを使用することにしました。グリーンゼリーは膣内をアルカリ性に保ち、よりY精子が受精しやすい環境を作ってくれるのです。男の子が産まれる確立は、7〜8割ほどの成功率と言われており、安全性においても実証済みです。挿入前に、注射のような器具からやわらかいゼリーを膣に入れるというシンプルなもの。気になる痛みもありません。ネットからも購入できるので、安心して手軽に試すことができました。
次にパートナーです。セックスを始める1時間ほど前に、カフェイン入りのコーヒーを飲んでもらうことにしました。コーヒーを飲むことでカフェインが体内に摂取され、Y精子が活発になる、と言われているためです。活性化されたY精子は生き残りやすく、かつ受精もしやすくなります。私は大のコーヒー好きだったので、家には大量のインスタントコーヒーが置いてありました。そのためコスパも良く、快く協力してもらうことができました。
最後にセックスですが、深い挿入をしてもらいました。お互い子どもが欲しかったので、まどろっこしい前儀はなし。スポーツのような感覚で割り切っていたと思います。「男の子を作るには(Y精子が多く生き残るには)、深い挿入が必要だからそこだけお願いね!」と事前にパートナーに伝えておきました。そのため、最後は深い挿入で終わったと思います。
こうして後で振り返ると、なんだかとても振り切っているような感じで、ネタにもなりそうですよね。あのとき夫婦で必死だったことも、今となっては楽しい笑い話です。
おわりに
産み分けをしている最中、なかなか妊娠できないとストレスが溜まることも多くありました。妊娠しないのは、もしかして産み分けをしているから?そのせいで不要なストレスを抱えているんじゃないか?とよく考えたものです。しかし、実際男の子を生んで思うことは、わが子はとても可愛いということ。親バカのように聞こえそうですが、もし女の子が産まれていても可愛くてたまらなかったと思います。
私は、自己流で男の子の産み分けにチャレンジしました。けれど、心のどこかでは男の子でも女の子でもどちらでもいいと感じていたと思います。幸いにも男の子を授かりましたが、やはりわが子は特別可愛いもの。性別がどうあれ、無事に産まれてきてくれるだけで、十分幸せなことだと感じました。